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【FX手法】移動平均線のクロスがひと目で分かるインジケーターを紹介するよ!

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【FX手法】移動平均線のクロスがひと目で分かるインジケーターを紹介するよ!

【FX手法】移動平均線のクロスがひと目で分かるインジケーターを紹介するよ!

2本の移動平均線のクロスがひと目で分かるインジケーターを紹介するよ!

先日のGalaxy Trend FXレビュー記事の中で言及した『MA ribbon.ex4』に問い合わせをいただきました。

『Galaxy Trend FX』の天の川とMA ribbon.ex4が似ている件

『Galaxy Trend FX』の天の川とMA ribbon.ex4が似ている件

レビュー記事の中では軽く触れただけでしたので、本記事で該当インジケーターを詳しく解説していきますね。

『MA ribbon.ex4』は、2本の移動平均線の間を塗りつぶす(縦線を引く)ことで、移動平均線のクロスやトレンドの方向性を明確にしてくれる便利なインジケーターです。もちろん無料で使うことができます。

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『moving-average-ribbon.mq4』インジケーター

今回は『MA ribbon.ex4』ではなく、交差で矢印を表記してくれる『moving-average-ribbon.mq4』を紹介します。ダウンロードはこちらからどうぞ。

ダウンロードできたらさっそくMT4チャートに設定してみましょう。

デフォルトで設定すると以下のようなチャート画像になります。

moving-average-ribbon.mq4

moving-average-ribbon.mq4

初期のパラメーター及び色の設定は以下の通りです。

moving-average-ribbon.mq4|パラメーター設定

moving-average-ribbon.mq4|パラメーター設定

moving-average-ribbon.mq4|色の設定

moving-average-ribbon.mq4|色の設定

『moving-average-ribbon.mq4』のパラメーター解説

パラメーターについて簡単に解説しておきます。

moving-average-ribbon.mq4|パラメーター設定の解説

moving-average-ribbon.mq4|パラメーター設定の解説

使用する移動平均線は2本。それぞれの設定は以下の通りです。

  • MA Period…移動平均線の期間
  • MA Methood…移動平均線の種類
  • MA Price…移動平均線の計算に使用する価格データ

MA Methoodは移動平均線の種類で、それぞれ以下の数値を指定します。

  • 0…単純移動平均線(SMA)
  • 1…指数平滑移動平均(EMA)
  • 2…平滑移動平均線(SMMA)
  • 3…線形加重移動平均線(LWMA)

デフォルトは「0」なので単純移動平均線(SMA)となっています。

MA Priceは移動平均線の計算に使用する価格データです。それぞれ以下の数値を指定します。

  • 0…終値
  • 1…始値
  • 2…高値
  • 3…安値
  • 4…中央値=(高値+安値)÷2
  • 5…代表値=(高値+安値+終値)÷3
  • 6…加重終値=(高値+安値+終値+終値)÷4

デフォルトは「0」、つまり終値計算です。

MA MethoodとMA Priceは、特別な理由がない限りデフォルト設定のままでOK。

『moving-average-ribbon.mq4』の色(カラー)解説

次に色の設定について解説します。

moving-average-ribbon.mq4|色設定の解説

moving-average-ribbon.mq4|色設定の解説

こちらはお好みで自由に変更してかまわないでしょう。チャート背景やローソク足の色とマッチする色を選択すると見栄えが良くなります。

ダークな色が見にくいという方は、パラメーターを少し変更することで白背景のチャートに映えるようにすることが可能です。

たとえばこんな感じ。

moving-average-ribbon.mq4の色を変えてみた

moving-average-ribbon.mq4の色を変えてみた

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2本の移動平均線の期間について

『moving-average-ribbon.mq4』や『MA ribbon.ex4』などのリボン系インジケーターを使う際に、最も重要となるポイントは、2本の移動平均線の期間です。

デフォルトでは以下の通り。

  • 1本目(短期)移動平均線の期間…20
  • 2本目(長期)移動平均線の期間…55

これらをどのように設定するかは各人の好みですね。

  • 「5」と「13」
  • 「13」と「20」or「21」
  • 「20」と「75」

短期と中期、あるいは中期と長期など、ロジックや手法によって様々な組み合わせが考えられます。

例えば…

  • 短期…5SMA
  • 中期…13SMA

で組み合わせてみましょう。

5SMAと13SMAの組み合わせ

5SMAと13SMAの組み合わせ

ローソク足の動きに沿うようなフィットしたリボンになりますね。

次に少し中期型の移動平均線を組み合わせてみます。

  • 中期…20SMA
  • 中・長期…75SMA
20SMAと75SMAの組み合わせ

20SMAと75SMAの組み合わせ

トレンドのざっくりとした方向性が見えてきますね。

移動平均線は奥が深いので、様々な組わせを考えてみると面白いかもしれませんね。


【FX手法】移動平均線をサブウィンドウに表示させてみたよ!

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【FX手法】移動平均線をサブウィンドウに表示させてみたよ!

【FX手法】移動平均線をサブウィンドウに表示させてみたよ!

MAリボン(移動平均線)もサブウィンドウに表示させることができます!

先日紹介した『moving-average-ribbon.mq4』。

移動平均を好むトレーダーにとっては、使いやすく応用が効きそうなインジケーターですよね。

リボン系インジケーターは、基本的にはメインウィンドウでローソク足の上に重ねて表示させるツールです。

『Galaxy Trend FX』の天の川とMA ribbon.ex4が似ている件

『Galaxy Trend FX』の天の川とMA ribbon.ex4が似ている件

2本の移動平均線の間に色を塗ることでリボンのように表現していますね。相場の動きを直感的に把握することができるインジケーターとして人気があります。

ところで、既存のトレードシステムに新たに「リボン系」インジケーターを組み込む場合、ローソク足の上ではなくてサブウィンドウに表示させたい…というニーズもあるでしょう。

そんな時に活用できるのが、平均足をサブウィンドウに表示させたいんだけど?→できます!で紹介した裏ワザです。

つまり…MetaEditor(メタエディタ)でインジケーターの一部分をカスタマイズするテクニックです。この裏ワザを使えば以下のように『moving-average-ribbon.mq4』をサブウィンドウに表示させることができるます。

『moving-average-ribbon.mq4』をサブウィンドウに表示させてみた

『moving-average-ribbon.mq4』をサブウィンドウに表示させてみた

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「リボン系」インジケーターをサブウィンドウに表示させる手順

では「リボン系」インジケーター(移動平均線)をサブウィンドウに表示させる手順を紹介しますね。

基本的には平均足をサブウィンドウに表示させたいんだけど?→できます!で解説した内容と同じです。

1.MetaEditor(メタエディタ)を開く

まずはMetaEditor(メタエディタ)を開きます。MetaEditorとはMetaTrader4に標準搭載されているツールです。EA(自動売買システム)やインジケーターを作成するためのMQL4言語エディタです。

MetaEditorを開くためには、MetaTrader4上部のメニューから「MetaEditor起動ボタン」をクリックします。

MetaEditorを起動する

MetaEditorを起動する

MetaEditor(メタエディタ)を初めて起動させると以下のようなウィンドウが開きます。

MetaEditor起動後の画面

MetaEditor起動後の画面

2.MetaEditorで『Heiken Ashi.mq4』を開く

MetaEditorを起動できたら、「Heiken Ashi.mq4」ファイルを開きます。MetaEditor上部のメニューから「既存のファイルを開く」ボタンをクリックすると、MetaTrader4に入っているインジケーター一覧が表示されます。

「既存のファイルを開く」ボタンをクリック

「既存のファイルを開く」ボタンをクリック

その中から「Heiken Ashi.mq4」ファイルを見つけて、表示させます。すると以下のような画面になります。

Heiken Ashi.mq4を開く

Heiken Ashi.mq4を開く

これはMQL言語と呼ばれるプログラミング言語です。

3.『Heiken Ashi.mq4』の一部を修正する

プログラミングに慣れていない人は、ちょっととっつきにくい画面ですが、頑張りましょう。

「Heiken Ashi.mq4」ファイルの文字列の一部を修正します。

Heiken Ashi.mq4の一部を書き換える

Heiken Ashi.mq4の一部を書き換える

修正する箇所はこちら。

#property indicator_chart_window を

#property indicator_separate_window に書き換える

書き換えはコピペでOKです。「#property indicator_separate_window」をコピーしてEditorに貼り付ければ書き換え完了です。

書き換えたら、MetaEditor上部のメニュー画面にある「コンパイル」ボタンをクリックします。

「コンパイル」ボタンをクリック

「コンパイル」ボタンをクリック

コンパイルしたらMetaEditorは閉じないでそのままにしておいてください。

4.『Heiken Ashi.mq4』をチャートにドラッグ&ドロップする

次に、MetaTrader4の画面に戻ります。

通常通り、『Heiken Ashi.mq4』を表示させたいチャートにドラッグ&ドロップします。すると以下のようなチャート画面になります。

コンパイルしたHeiken Ashi.mq4をチャートにドラッグ&ドロップ

コンパイルしたHeiken Ashi.mq4をチャートにドラッグ&ドロップ

サブウィンドウにヒストグラム(棒グラフ)のようなインジケーターが表示されていますね。

これが平均足です。

…でもここで完了ではありません。

5.再度、MetaEditorで『Heiken Ashi.mq4』をカスタマイズする

この状態で、もう一度MetaEditor(メタエディタ)に戻ります。Heiken Ashi.mq4が開いたままの状態になっていますよね。

そこで、再度Heiken Ashi.mq4の一部をカスタマイズします。

先ほどの逆をおこないます。つまり…

#property indicator_separate_window を

#property indicator_chart_window に書き換える

再度Heiken Ashi.mq4の一部をカスタマイズ

再度Heiken Ashi.mq4の一部をカスタマイズ

もとに戻すわけですね。

そして忘れずに「コンパイルボタン」を押します。

「コンパイル」ボタンをクリック

「コンパイル」ボタンをクリック

6.MetaTrader4のチャート画面に戻ってみると…!

ではMetaTrader4のチャート画面に戻ってみましょう。

すると…!

サブウィンドウに平均足が表示された

サブウィンドウに平均足が表示された|USDJPY30分足

ちゃんと、サブウィンドウに平均足が表示されています。

素晴らしいですね。

もしも上手くできなかった場合は、もう一度最初からやり直してみてください。コピペミスなどが原因のはず。

引用:平均足をサブウィンドウに表示させたいんだけど?→できます!

メタエディタ(MetaEditor)でインジケーターのプログラムを開き、一文を修正してからチャートにドラッグ&ドロップ。その後もう一度メタエディタ(MetaEditor)でプログラムをもとに戻す。これで完了です。

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あえてサブウィンドウに表示させる意味とは?

そもそもメインウィンドウ用インジケーターをサブウィンドウに表示させる意味ってあるのでしょうか?

主要インジケーターをサブウィンドウに表示させることができれば、メインウィンドウのインジケーターと重ならないので、使い勝手が向上する場合があります。例えば、メインウィンドウにボリンジャーバンドやケルトナーチャネルを表示させたりとか。

『moving-average-ribbon.mq4』と『ボリンジャーバンド』

『moving-average-ribbon.mq4』と『ボリンジャーバンド』

『moving-average-ribbon.mq4』と『Keltner Channels3.mq4』

『moving-average-ribbon.mq4』と『Keltner Channels3.mq4』

2つ以上のインジケーターを重ねてしまうと、チャートがごちゃごちゃして見づらくなってしまうケースってありますよね。そんなときにサブウィンドウを使って別々に表示させることができれば、すっきりして見やすくなります。

この裏ワザを知っていれば、ボリンジャーバンドを始めとする様々なインジケーターをサブウィンドウに表示させることができますよ。

ボリンジャーバンドもサブウィンドウに表示することが可能

ボリンジャーバンドもサブウィンドウに表示することが可能

そういえば、先日レビューしたGalaxy Trend FX(ギャラクシー・トレンドFX)も、サブウィンドウにボリバンを表示させていましたね。

Galaxy Trend FX|QQE

Galaxy Trend FX|QQE

Galaxy Trend FXではQQEとボリバンを重ねて表示させています。やり方は違いますが、同じようなことは一工夫すれば可能なのですね。

MetaTraderのちょっとした裏ワザを知っていれば、アイデアは無限に広がります。

【FX手法】平均足をサブウィンドウに表示させたいんだけど?→できます!

【FX手法】平均足スムーズドの計算式をどこよりも詳しく解説するよ!

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【FX手法】平均足スムーズドの計算式をどこよりも詳しく解説するよ!

【FX手法】平均足スムーズドの計算式をどこよりも詳しく解説するよ!

『平均足スムーズド』の計算式がわからない!”平準化”ってなんなのさ!

平均足スムーズドって聞いたことありますか?

単体で使うというよりは、トレードシステムの中の1つとして組み込まれていることが多い「平均足スムーズド」。海外ではベースとなる平均足よりも「平均足スムーズド」のほうがメジャーだったりします。

今回は、この「平均足スムーズド」(Heiken_Ashi_Smoothed.mq4)をピックアップします。

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4|平均足スムーズド

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4|平均足スムーズド

名前から分かる通り、平均足をスムーズド(Smoothed)=平滑化したインジケーターです。

ところで、平準化ってなんだろう?

みんな知っている平均足スムーズドですが、その計算式を詳しくわかりやすく解説しているサイトって、全然ないんですよね。計算式が記載されていても、なんだか煙に巻いたような解説で、全然親切じゃありません。

そこでこの機会に平均足スムーズドの計算方法を具体的にできるだけわかりやすく噛み砕いて解説していきますね。

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『平均足スムーズド』の計算式をわかりやすく解説するよ!

まずは、平均足スムーズドをどのように算出しているのか?その計算式を解説します。

平均足の計算式は以前紹介しましたね。

『平均足』の計算式を解説するよ!

平均足のイメージはなんとなくわかったけど、具体的にどうやって計算してるの?という疑問にお答えします。

通常、ローソク足は4つのデータ(値)によって表示されますよね。つまり以下の通り。

  1. 当日の始値
  2. 当日の高値
  3. 当日の安値
  4. 当日の終値

平均足も4つのデータ(値)によって表示されるのですが、使用する値がローソク足とは異なります。

まずは1本目(ベース足)の平均足の計算式は次の通り。

  • 始値…1本前のローソク足の(始値+高値+安値+終値)÷4
  • 高値…ローソク足の高値
  • 安値…ローソク足の安値
  • 終値…当日のローソク足(始値+高値+安値+終値)÷4

そして2本目以降〜の平均足の計算式は次の通り。

  • 始値…1本前の平均足の(始値+終値)÷2
  • 高値…ローソク足の高値
  • 安値…ローソク足の安値
  • 終値…当日のローソク足(始値+高値+安値+終値)÷4

引用:【FX手法】平均足とは?どこよりも詳しく解説するよ!

平均足スムーズドは、いわば平均足の平滑化、つまりローソク足を2回も移動平均化して描写しているんですね。

計算式は少しややこしいのですが、理解しやすいように噛み砕いて解説してみます。

『平均足スムーズド』は2つの段階を経て算出する

平均足スムーズドは2つの段階を経て「値」を算出します。

  • 第1段階:4本値から移動平均化した4本値を算出してさらに平均足化する
  • 第2段階:第1段階の4本値をさらに移動平均化して4本値を算出

第1段階、第2段階で使用する「移動平均の種類」「期間」はインジケーターのパラメーターで設定します。

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4のパラメーター初期値は以下の通り。

平均足スムーズドの計算式

平均足スムーズドの計算式

MA化第1段階

  • MAの種類(MaMethod)…2
  • MAの期間(MaPeriod)…6

MA化第2段階

  • MAの種類(MaMethod2)…3
  • MAの期間(MaPeriod2)…2

MAの種類番号は以下のように予め定められています。

  • 0…単純移動平均線(SMA=Simple MA)
  • 1…指数平滑移動平均(EMA=Exponential MA)
  • 2…平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)
  • 3…線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)

つまり、第1段階では期間6で平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)化し、第2段階では期間2で線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)化しているわけですね。

※SMMAとLWMAは聞き慣れない移動平均線だと思いますが、詳しく解説すると紙面が足りなくなるのでここでは計算式のみを紹介しておきます。

SMMA計算式

SMMA = (Sum – SMMA-1) / N

Sum…合計
N…期間

LWMA計算式

LWMA = Sum / SumWeight
Sum = Price x N + Price-1 x (N-1) + … + Price-N+1 x (1)
SumWeight = N + (N – 1) +… x + 1 = N x (N + 1) / 2

Sum…合計
N…期間

第1段階:4本値から平均値を算出する

まずは、ローソク足の始値(O=Open)高値(H=High)安値(L=Low)終値(C=Close)の4本値から、期間n(ここでは6)でSMMA化した4本値(O1、H1、L1、C1)を算出します。

  • O1=Oを期間6でSMMA化
  • H1=Hを期間6でSMMA化
  • L1=Lを期間6でSMMA化
  • C1=Cを期間6でSMMA化

SMMA化した4本値(O1、H1、L1、C1)を平均足化します。計算方法は、平均足の計算式とほぼ同じですね。

  • O2=(1本前のO1+1本前のC1)÷ 2
  • H2=(O1+C1+H1+L1)÷ 4
  • L2=O1、H1、C1の中から最大値を取得
  • C2=O1、L1、C1の中から最小値を取得

ここまでが第1段階です。

第2段階:算出した4本値をさらに平均化する

第2段階に移ります。先ほど算出した4本値(O2、H2、L2、C2)を、さらに期間n(ここでは2)でLWMA化して新たな4本値を算出します。

  • O3=O2を期間2でLWMA化
  • H3=H2を期間2でLWMA化
  • L3=L2を期間2でLWMA化
  • C3=C2を期間2でLWMA化

はい、終了です。ここで算出した4本値(O3、H3、L3、C3)を使って、MetaTrader4チャートにプロット(描写)したものが平均足スムーズドです。

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4|平均足スムーズド

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4|平均足スムーズド

かなりややこしいプロセス(計算)を経て平均足スムーズドを描写していることがわかりますね。

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解説ではデフォルトの値を使用しています。つまり第1段階では期間6のSMMA(=Smoothed MA)、そして第2段階では期間2のLWMA(=Liner Weighted MA)。これらはHeiken_Ashi_Smoothed.mq4のパラメーターで変更できます。

次回以降、平均足スムーズの設定方法や手法などを詳しく解説していきますね。

【FX手法】「平均足スムーズド、ええやん!で、どこが凄いの?」「…」

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【FX手法】「平均足スムーズド、ええやん!で、どこが凄いの?」「…」

【FX手法】「平均足スムーズド、ええやん!で、どこが凄いの?」「…」

「平均足スムーズド、ええやん!で、どこが凄いの?」「…」

前回、平均足スムーズド(Heiken_Ashi_Smoothed)の計算式について解説しました。

やや難解ですが、計算ロジックは理解できたと思います。平均足スムーズドは、ローソク足の4本値を2回にわたって「平準化=均一化」したインジケーターでしたね。

  • 第1段階:4本値から移動平均化した4本値を算出してさらに平均足化する
  • 第2段階:第1段階の4本値をさらに移動平均化して4本値を算出

それにしても、どうしてこんな面倒なことをするのでしょうか?なんとなくわかったような、わからないような気分じゃないでしょうか?

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4|平均足スムーズド

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4|平均足スムーズド

チャートを見ればわかるとおり、トレンドの方向や強さを大局的に俯瞰するぶんには有効であるかのように見えますよね。上昇トレンドが継続中は陽線が連続し、下落トレンドならば陰線が連続します。

ただし、陽線・陰線の変わり目が仕掛けや手仕舞いのサインになるかといえば、そうではありません。ローソク足を平準化しているため、平均足スムーズドは必ず遅れて反応するからです。

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平均足スムーズドの本質は「移動平均線」と同じである

実は、平均足スムーズドの本質は、移動平均線と同じです。そもそも平均足スムーズドはローソク足4本値を2回にわたって移動平均化したものに過ぎないからです。

たとえば、以下のチャートをご覧ください。

平均足スムーズド|USD/JPY1時間足

平均足スムーズド|USD/JPY1時間足

USSD/JPY(ドル円)の1時間足に平均足スムーズドを設定したMT4チャートです。同じチャートに移動平均線を表示させてみましょう。

平滑移動平均線(期間8)を表示

平滑移動平均線(期間8)を表示

表示させているのは期間8の平滑移動平均線です。平均足スムーズドと同じような動きをしていませんか?わかりやすく、2つを重ねてみます。

平均足スムーズドと8SMMA(移動平均線)を重ねてみた

平均足スムーズドと8SMMA(移動平均線)を重ねてみた

ほぼ重なっています。上昇下落で色が変わる移動平均線(MA in Color.mq4)を使えばより明確です。以下のチャート図では期間8の平滑移動平均線を表示させています。

MA in Color.mq4

MA in Color.mq4

そして平均足スムーズドがこちら(↓)。

平均足スムーズド|USD/JPY1時間足

平均足スムーズド|USD/JPY1時間足

上昇・下落での色の変わり目も、ほぼ同じですよね。まあ、当たり前です。そもそも平均足スムーズドは4本値を移動平均化したものだからです。

「じゃあ、いっそのこと移動平均線で良いのでは?」←正解

平均足スムーズドが移動平均線と同じ動きをするのではれば、「平均足スムーズド、いらなくない?」と思ってしまいますよね。

平均足スムーズドがどのように算出されているかも知らず、その概念すら全くわかっていない状態で、平均足スムーズドを使うことは、馬鹿げています。単純に平均足スムーズドをメインチャートに表示させているだけならば、いっそのこと移動平均線を表示させていたほうがよっぽどマシですよね。

インジケーターの本質を理解せずに見た目だけで(良さげと)判断してチャートに表示させているトレーダーは少なくありません。もはや本末転倒です。

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平均足スムーズドを活用するならばやはりMTFは欠かせない

結局、単体の平均足スムーズドをメインのテクニカルとしてトレードしている人は少ないのですね。

平均足スムーズドを活用するならば、やはりMTF(マルチタイムフレーム)は欠かせません。つまり、異なる時間足の平均足スムーズドを同時監視して、大きな方向性を把握するために活用するということ。

そこで登場するのが『4TF HAS Bar.mq4』なのです。

【FX手法】MTF分析に欠かせないインジケーター『4TF HAS Bar.mq4』を紹介するよ!

『4TF HAS Bar.mq4』は異なる4つの時間足の平均足スムーズドをドットで表示させることのできるインジケーターです。

4TF HAS Bar.mq4

4TF HAS Bar.mq4

サブウィンドウに表示されているテクニカルが『4TF HAS Bar.mq4』です。拡大してみます。

4TF HAS Bar.mq4を拡大

4TF HAS Bar.mq4を拡大

執行時間足のみの平均足スムーズドを監視しているだけでは、ダマシも多く、よっぽど明確なトレンドが発生しない限り、ENTRYも手仕舞いも後手に回ってしまいます。

そこで、上位足の平均足スムーズドの状態を同時監視するわけです。

全ての時間足(例えば1時間足・4時間足・日足・週足)の平均足スムーズドが陰線ならば、強いトレンドが発生していると考えることができますよね。さらに上位足のトレンドに同調する形で戻り売りが可能です。

以下のチャートをご覧ください。

4TF HAS Bar.mq4|強い下落トレンド発生中

4TF HAS Bar.mq4|強い下落トレンド発生中

執行時間足は4時間足。1時間足を含む全ての上位足(4時間足・日足・週足)が赤いドット(=陰線)となっていますね。強い下落トレンドが発生していると判断できます。

さらに以下のようなトレード戦略も可能です。

上位足のトレンドが明確で、執行時間足が押し目や戻りを付けたタイミングで仕掛ける

最も優位性の高いトレード法は、トレンド中の押し目や戻りを狙うやり方です。つまり、上位足のトレンドが明確でなおかつ執行時間足が一時的に逆方向に向いたタイミング

チャート図で示すと以下の箇所です。

4TF HAS Bar.mq4|押し目・戻りを狙う

4TF HAS Bar.mq4|押し目・戻りを狙う

全体的に下落基調(4つの時間足がすべて陰線)となっているなかで、5分足だけ一部が陽線(青ドット)になっているタイミングが2箇所ありますね。

ここが下落トレンド発生中における一時的な「戻り」です。ここから再び赤ドットに戻ったタイミングで「売り」で仕掛けるわけです。

トレンドは下落方向にあるので、売りで仕掛けるのは当然ですが、ENTRYのタイミングは先ほどの「戻り」がベストです。

逆のパターンもみてみましょう。今度は押し目です。

4TF HAS Bar.mq4|押し目・戻りを狙う

4TF HAS Bar.mq4|押し目・戻りを狙う

全体的に上昇基調(4つの時間足がすべて陽線)となっているなかで、5分足だけ一部が陰線(赤ドット)になっているタイミングが3箇所あります。

ここが上昇トレンド発生中における一時的な「押し目」です。ここから再び全色が青ドットに揃ったタイミングで「買い」で仕掛けます。

トレンド転換後の初速を捉えるのではなく、トレンドが確定してからの押し目・戻りのタイミングで仕掛けるわけですね。

これらのタイミングを待つことで、落ち着いてENTRYすることが可能になります。

引用:MTF分析に欠かせないインジケーター『4TF HAS Bar.mq4』を紹介するよ!

平均足スムーズドを単体で活用するよりも、よっぽど戦略性の高いトレードができそうですよね。

【FX手法】平滑移動平均線SMMAの計算式をわかりやすく解説するよ!

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【FX手法】移動平均線SMMAの計算式を初心者でもわかりやすく解説するよ!

【FX手法】移動平均線SMMAの計算式を初心者でもわかりやすく解説するよ!

SMMA(平滑移動平均線)について語ろうか

平均足スムーズドの計算式をどこよりも詳しく解説するよ!の記事内で、移動平均線の一種であるSMMAとLWMAにつて触れました。

  • 平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)
  • 線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)

平均足スムーズドの計算方法(デフォルト設定)では、上の2つの移動平均線(SMMAとLWMA)を使って描画するのでしたね。

つまり、第1段階では期間6で平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)化し、第2段階では期間2で線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)化しているわけですね。

引用:平均足スムーズドの計算式をどこよりも詳しく解説するよ!

移動平均線の一種であるSMMAとLWMA

FXを始めたばかりの初心者ならば、まず聞いたことのない移動平均線でしょう。中級者以上のトレーダーでも知らない人は少なくないはず。

先に結論を述べれば、知らなくても全然問題ありません。

なぜならテクニカル指標としてSMMAやLWMAを使用している人はほとんど存在しないからです。まれにEA(自動売買システム)に組み込まれていることがありますが、一般的にはほとんど使用されることはありません。

今回、SMMA=Smoothed MA(平滑移動平均線)を取り上げますが、あくまでも知識として知っておくレベルで十分だと考えています。

2020年:【最新】FX情報商材ランキング発表
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移動平均線の種類をおさらいしておこう

移動平均線の種類は大きく分けて4つあります(※ここに挙げたもの以外にも存在します)。

  1. 単純移動平均線(SMA=Simple MA)
  2. 指数平滑移動平均(EMA=Exponential MA)
  3. 平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)
  4. 線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)

この中で、上の2つ(SMAとEMA)はおなじみだと思います。FXの書籍やWEBでよく見かけますよね。当サイトでも多くの記事で取り上げています。

特にEMA(指数平滑移動平均)の有用性の高さについては、幾度となく論じてきました。

一方で、SMA(単純移動平均線)やEMA(指数平滑移動平均)に比べて影が薄いのが以下の2つの移動平均線です。

影が薄いのは当たり前で、使っている人がほとんど存在しないので話題にならないのですね。

移動平均線「SMMA=Smoothed MA」の計算式を解説するよ

本日は平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)について解説します。

計算式は以下の通り。まず最初の値を以下の計算式で算出します。

SMMA1 = SUM(終値、期間n)/ n

まずは期間n(たとえば5日間)の終値を合計(=SUM)します。それを期間n(5日)で割ります。ここまではSMA(単純移動平均線)の計算式と同じですね。

2番目以降の値を以下の計算式で求めます。

SMMA2 =(SMMA1 ✕(nー1) + 終値) / n
SMMA3 =(SMMA2 ✕(nー1) + 終値) / n
SMMA4 =(SMMA3 ✕(nー1) + 終値) / n

前日のSMMA値を4倍(=5−1)して当日の終値を合算し、それを期間5で割ります。4倍する理由は「期間5」のうち、直近SMMA値の比重を大きくする(n-1、つまり…5−1=4倍)ためです。

具体的な値を使って計算してみます。例えば10日分の終値が次の通りとします。

  • 1日目…100円
  • 2日目…101円
  • 3日目…103円
  • 4日目…102円
  • 5日目…104円
  • 6日目…103円
  • 7日目…102円
  • 8日目…100円
  • 9日目…99円
  • 10日目…98円

SMMAの期間を「5」とした場合、計算ができるのは5日目以降ですね。

  • 5日目のSMMA=(100+101+103+102+104)÷5=102円
  • 6日目のSMMA=(102✕(5−1)+103)÷5=102.2円
  • 7日目のSMMA=(102.2✕(5−1)+102)÷5=102.16円
  • 8日目のSMMA=(102.16✕(5−1)+100)÷5=101.728円
  • 9日目のSMMA=(101.728✕(5−1)+99)÷5=101.182円
  • 10日目のSMMA=(101.182✕(5−1)+98)÷5=100.54円

5日目のSMMAは、単純移動平均線(=SMA)と同じ計算式で求めます。6日目からは、前日の(直近の)SMMAに比重を置き、当日終値を加算して平均値を算出します。

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SMMAの本質とは…

皆がよく知っている単純移動平均線=SMA(例えば期間5)は5日前と1日前の終値を同等に見なしますよね。一方で平滑移動平均線=SMMAは、直近の値に比重を置いていることが計算式から読み取れます。

直近に比重を置くという意味ではEMA(Exponential MA)=指数平滑移動平均と同じ考え方です。ちなみに、EMAは当時の値(最新の値)に比重を大きくかけます(=2倍にする)。

SMAのように過去の値と直近の値を同等に扱わない(=直近の値に比重をかける)ので、過去値の影響を最小限にする効果があります。結果的にノイズを低減させるわけですね。

なおかつ、EMAほど直近に比重を置きすぎることがないので、より滑らかな曲線を描きます。

SMMA|Smoothed MA(平滑移動平均線)

SMMA|Smoothed MA(平滑移動平均線)

上のチャート図は、同じ期間(期間=10)でSMA、EMA、SMMAを重ねてチャートにプロットしています。

SMAやEMAに比べて、SMMAは非常に滑らかな動きをしていますね。ノイズを排除しつつトレンドを押さえていることがわかります。

【FX手法】線形加重移動平均線LWMAの計算式をわかりやすく解説するよ!

【FX手法】線形加重移動平均線LWMAの計算式をわかりやすく解説するよ!

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【FX手法】線形加重移動平均線LWMAの計算式をわかりやすく解説するよ!

【FX手法】線形加重移動平均線LWMAの計算式をわかりやすく解説するよ!

線形加重(=Liner Weighted)ってなんだろう?

前回はSMMA=Smoothed MA(平滑移動平均線)の計算式を解説しました。

今回は、LWMA=Liner Weighted MA(線形加重移動平均線)の計算式をざっくりと解説していきます。

そもそも、線形加重(=Liner Weighted)ってどういう意味なのでしょうか?

簡単に言ってしまえば、重み・比重(n=Weight)を徐々に線形(=Liner)に減らしていくという意味です。直近のローソク足の重みが最大であり、そこから過去に遡るごとに、徐々に比重を減らしていきます。最終的な比重は1になります。

考え方としてはEMAのように直近ローソク足に比重を置くことと大きく変わりません。比重のかけ方が異なるだけです。

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線形加重移動平均線「LWMA=Liner Weighted MA」の計算式を解説するよ

LWMAの計算式は以下の通り。

LWMA=SUM / SUM Weight

わかりやすく分母と分子に分けて解説します。

1.まず分子を計算する

分子の計算式は以下の通り。

SUM={終値1✕n+終値2✕(n-1)+終値3✕(n−2)+終値4✕(n−3)…終値n✕1}

まずは、終値に段階的に比重をかけていきます。直近の終値に最も大きな比重(n)をかけ、ローソク足1本遡(さかのぼ)るごとに比重を1ずつ減らしていきます(n−1、n−2、n−3…)。最終的に最も過去のローソク足の終値の比重を1とします。ここでのnとは期間を指します。計算した各値を合計(SUM)します。

※直近の終値を「終値1」過去に遡るにつれ「終値2」「終値3」…とします。

期間が5の場合の計算は次の通り。

SUM=終値1✕5+終値2✕(5−1)+終値3✕(5−2)+終値4✕(5−3)+終値5✕(5−4)

期間が10の場合の計算式は次の通り。

SUM=終値1✕10+終値2✕(10−1)+終値3✕(10−2)+終値4✕(10−3)+終値5✕(10−4)+終値6✕(10−5)+終値7✕(10−6)+終値8✕(10−7)+終値9✕(10−8)+終値10✕(10−9)

2.次に分母を計算する

次に分母の計算です。計算式は以下の通り。

SUM Weight=n✕(n+1)/2

期間が5の場合は…

SUM Weight=5✕(5+1)/2=15

これは先の分子の計算式内の終値に対する比重の合計と同じです。つまり…

SUM Weight=5+(5−1)+(5−2)+(5−3)+(5−4)=15

期間が10の場合は…

SUM Weight=10✕(10+1)/2=55

同じく、分子の計算式内の終値に対する比重の合計(重み係数の合計)と同じになります。

SUM Weight=10+(10−1)+(10−2)+(10−3)+(10−4)+(10−5)+(10−6)+(10−7)+(10−8)+(10−9)=55

「SUM Weight=n✕(n+1)/2」 ←この式は上の面倒な式(比重合計の算出式)を簡略化したものなのですね。

3.分子を分母で割ってLWMA値を求める

先に求めた分子を分母で割ります。

LWMA=SUM / SUM Weight

これでLWMA値が算出されるわけですね。

具体的な数値を使ってLWMA(線形加重移動平均線)を計算してみよう

SMMA同様に具体的な値を使ってLWMAを計算してみます。例えば10日分の終値が次の通りとします。

  • 1日目…100円
  • 2日目…101円
  • 3日目…103円
  • 4日目…102円
  • 5日目…104円
  • 6日目…103円
  • 7日目…102円
  • 8日目…100円
  • 9日目…99円
  • 10日目…98円

LWMAの期間を「5」とした場合、計算ができるのは5日目以降ですね。

  • 5日目のSMMA=(104✕5+102✕4+103✕3+101✕2+100✕1)÷15=102.6円
  • 6日目のSMMA=(103✕5+104✕4+102✕3+103✕2+101✕1)÷15=102.93円
  • 7日目のSMMA=(102✕5+103✕4+104✕3+102✕2+103✕1)÷15=102.73円
  • 8日目のSMMA=(100✕5+102✕4+103✕3+104✕2+102✕1)÷15=101.8円
  • 9日目のSMMA=(99✕5+100✕4+102✕3+103✕2+104✕1)÷15=101.06円
  • 10日目のSMMA=(98✕5+99✕4+100✕3+102✕2+103✕1)÷15=99.53円

ここまで分解すれば、難解なLWMAも理解できるはず。

2020年:【最新】FX情報商材ランキング発表
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LWMA(線形加重移動平均線)の動きをチャートで確認してみる

LWMAの計算式からわかるのは、直近の価格(終値)に大きな比重をかけ、過去にいくにつれ徐々に比重を軽くしていっているということ。つまり直近価格(終値)を重要視した移動平均線なのですね。

実際にMT4チャートにプロットするとEMAとSMAの中間のような動きをします。

Liner Weighted MA|LWMA(線形加重移動平均線)

Liner Weighted MA|LWMA(線形加重移動平均線)

期間10で各移動平均線をMetaTrader4にプロットしています。SMAよりはより敏感に動くが、EMAほど極端に終値に追従するわけではない…そんな印象ですね。

前回のSMMA(平滑移動平均線)と比べてみましょう。

Smoothed MA

Smoothed MA

わかりにくいので、SMMA(平滑移動平均線)とLWMA(線形加重移動平均線)のみをチャート上に描画してみます。

LWMAとSMMA

LWMAとSMMA

SMMA(平滑移動平均線)は名前のごとく、スムーズな動きです。一方のLWMA(線形加重移動平均線)はある程度価格(終値)に追従していることがわかりますね。

2回にわたってSMMA、LWMAの解説をおこなってきましたが、実際に使うかどうか?と言われれば、疑問ですね。これらの複雑な移動平均線の必要性・必然性がどこまであるのか?を考えてみるべきです。

よくわからないテクニカル指標を使うことほど馬鹿げたことはありません。

【FX手法】移動平均線SMMAの計算式を初心者でもわかりやすく解説するよ!

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”【検証とレビュー】

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マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”【検証とレビュー】

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”【検証とレビュー】

A評価

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』検証とレビュー

本日は、トリオアセットマネジメント株式会社が販売するFX情報商材『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』を検証レビューします。

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”
マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”
販売元:トリオアセットマネジメント株式会社
開発者:奥村尚(おくむらひさし)
発売日:2020/5/22
公式サイト:https://okumura-fx.com/

開発者の奥村尚(おくむらひさし)氏の経歴を確認すると、日興証券出身の起業家とありますね。彼が代表を勤める「トリオアセットマネジメント株式会社」は金融商品取引業者(関東財務局長(金商)第2829号)です。どこかのぽっと出の商材屋とは一線を画します。

過去には『奥村式株式運用塾』と呼ばれる高額投資スクールを運営されていたようです。もともとは株式投資業界のご出身のようですが、本商材でFX情報商材業界へ乗り込んできた…そんな印象です。

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』はどのようなFX商材か?

MT4専用オリジナルインジケーター

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』は、MetaTrader4専用のオリジナルインジケーターです。文章で解説するより、チャートを見ていただいたほうが早いですね。

Twilight zoneチャート画像

Twilight zoneチャート画像

チャート上の赤色青色の線が階段状にプロットされていますね。この2本のラインで囲まれた領域を「トワイライトゾーン」と呼んでいるようです。

”トワイライトゾーン”をブレイクしたらその方向へ仕掛ける(順張り)

トワイライトゾーンを上抜けすれば「買いENTRY」、下抜けすれば「売りENTRY」というのが本商材の基本戦略です。つまり順張りブレイクアウトの一種ですね。

通貨ペアの指定はありません。推奨時間足は15分足ですので、トレードスタイルとしてはスキャルピング〜デイトレードという印象です。

『トワイライトゾーン』ってなんだろう?

ところで、トワイライトゾーンってなんでしょうか?すぐに思い浮かべるのは映画ですよね。スティーヴン・スピルバーグ製作の4つの物語からなるオムニバス映画です。

本来の意味は、「昼でも夜でもない曖昧な時間帯=夕暮れ時」を指す造語です。この曖昧な時間帯を「不思議で怪奇な現象が発生する時間帯」という意味で使われることがあり、それが映画のタイトルにもなっています。

本商材『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』における”トワイライトゾーン”は、上昇トレンドでもなく下落トレンドでもない…つまり「レンジ相場」という意味で使われているのかもしれません。

奥村尚の “トワイライトゾーン”

奥村尚の “トワイライトゾーン”

レンジ相場=上昇でも下落でもない≒トワイライトゾーン

そして、そのレンジ相場をブレイクした方向に順張りで仕掛ける、つまりレンジブレイクアウト手法であると考えられます。ラインをブレイクしているのでラインブレイクアウト手法とも言えます。

1つのゾーンはローソク足8本で切り替わる=2時間以内に手仕舞い

トワイライトゾーンの横軸は、ローソク足8本分で切り替わる(上下に段状に動く)ようですね。ローソク足8本分、15分足であれば2時間(15分✕8=120分)です。

そしてこのゾーン内でENTRYしたポジションはゾーンが終了するまでに手仕舞いをするのが基本戦略となります。

奥村尚の “トワイライトゾーン”|2時間以内に手仕舞い

奥村尚の “トワイライトゾーン”|2時間以内に手仕舞い

一定期間の高値・安値(あるいは基準値)を抽出し、その値をベースに上下のラインを描画している?

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』で使用するMT4インジケーターですが、一見HiLoBandsに似たような形状ですが、よくみるとまったく異なっていることがわかります。

Twilight zoneチャート画像

Twilight zoneチャート画像

一定期間の高値・安値(あるいは基準値)を抽出し、その値をベースに上下のラインを一定期間(ローソク足8本分)描画しているようにも見えますが、微妙に高値や安値から値がズレています。

先に結論から申し上げますと、トワイライトゾーンは、金融工学に基づいて、そのトレンド方向に大きな勢い出るポイントで、自動的に平行線ができるように作っています。

(中略)

トワイライトゾーンは、金融工学の基礎である、リスク・リターンを利用してチャート解析をしているインジケーターになります。

引用:『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』販売ページ

曖昧な表現ですが、ラインのベースとなる値の算出には、なんらかのテクニカル指標が使われていると考えられます。

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”
マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”
販売元:トリオアセットマネジメント株式会社
開発者:奥村尚(おくむらひさし)
発売日:2020/5/22
公式サイト:https://okumura-fx.com/

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』の欠点

まず『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではありません。

FX商材の欠点(デメリット)

15分足ブレイクアウトなので大きな利幅は狙えない

基本戦略は15分足をベースにラインブレイクで仕掛け、2時間以内に手仕舞いするスタイルです。従って大きな利幅を狙う手法ではありません。中には数pips程度しか取れないような薄利トレードもあるでしょう。仮に含み益を伸ばしたとしても10pips〜15pips程度の利幅が限界かもしれません。結局、2時間以内(トワイライトゾーンが終了するまで)に手仕舞いをするというルールが足かせとなってしまっているように感じます。

FX商材の欠点(デメリット)

ブレイクアウトにつきものの「ダマシ」は存在するため勝率は高くない

販売ページ上では勝率は「65%前後」と解説されています。負けトレードが35%。それらはブレイクアウトが避けて通れない「ダマシ」によるものです。ブレイクしたと思ったらゾーンに戻されてしまうとか、薄利であるためにスプレッド負けするとか…これらの負けを容認できないとブレイクアウト系ストラテジーを使いこなすことはできません。

FX商材の欠点(デメリット)

ボラティリティがないとしんどい…

ラインブレイク(レンジブレイク)でなおかつ手仕舞いが2時間以内という条件でのトレードのため、ボラティリティがないとほとんど利幅を抜くことができません。2時間かけて数pipsの利益…というケースも多いかもしれません。ビッグトレンドが発生し、十分なボラティリティがあれば大きな利益を狙えますが、それでも2時間以内に決済することが基本ルールなので、せっかくのトレンドを途中で降りなければならないというケースもありそうです。

FX商材の欠点(デメリット)
  1. 15分足ブレイクアウトなので大きな利幅は狙えない
  2. ブレイクアウトにつきものの「ダマシ」は存在するため勝率は高くない
  3. ボラティリティがないとしんどい…

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』の評価点

次に『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』の評価できるポイントを解説します。

FX商材の良点(メリット)

”超絶シンプルなチャート画面”だからこそ汎用性が高くアレンジの幅も広い

本商材のインジケーターは、FX商材には珍しく、非常にシンプルな画面構成です。

Twilight zoneチャート画像

Twilight zoneチャート画像

シンプルであるがゆえ、汎用性も高くアレンジも効かせやすいというメリットがあります。本インジケーターをベースに、自己流のストラテジーを考えてみるのも面白いかもしれません。

FX商材の良点(メリット)

ルールもシンプル&明快!

取引ルールも極めてシンプルです。ラインをブレイクしたらその方向へ仕掛け、ポジション保有は2時間がリミット(並行ラインが終了するまで)。ラインはリペイントしないのでトレード判断に迷うことはありません。

FX商材の良点(メリット)

”ちょい勝ち”に適したお手軽ツール

本商材は15分足専用のブレイクアウト系ツールです。手仕舞いも最大2時間以内なので、スイング〜デイトレードというイメージですね。さっとチャート画面を開いて、チャンスがあればポンッとENTRYし、サクッと手仕舞いする…そんな”ちょい勝ちトレード”に適したお手軽ツールですね。もちろんダマシはありますが、損切りはそれほど深くはないので、ルールに従えは負けても大きなダメージはありません。

FX商材の良点(メリット)
  1. ”超絶シンプルなチャート画面”だからこそ汎用性が高くアレンジの幅も広い
  2. ルールもシンプル&明快!
  3. ”ちょい勝ち”に適したお手軽ツール

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』総合評価

A評価

【結論】シンプル&明快な”ちょい勝ちお手軽ツール”
ダマシは避けられないため勝率は低いが負けてもキズは浅い
シンプルツールは汎用性が高くアレンジ次第ではもっと利幅を伸ばせる可能性を秘めている

空き時間にさっとチャート画面を開いて、ブレイクしたらすぐにENTRY。サクッと勝ち逃げできるようなお手軽ツール…という印象です。チャート画面はシンプル、ルールも明快で取引に迷うことはほぼないでしょう。

順張りブレイクアウト手法ですが、大きな利幅を狙うためのロジックではありません。あくまでもサクッと小さな利幅を抜き取るためのツールです。ダマシは避けられないので勝率は思ったほど高くはありません。ある程度の容認は必要ですね。

シンプルであるがゆえツールの汎用性はかなり高そうです。FX中級者以上ならば本ツールをベースにアレンジを加えて利幅を伸ばす工夫などができそうです。

FX商材の良点(メリット)
  1. 超絶シンプルなチャート画面”だからこそ汎用性が高くアレンジの幅も広い
  2. ルールもシンプル&明快!
  3. ”ちょい勝ち”に適したお手軽ツール
FX商材の欠点(デメリット)
  1. 15分足ブレイクアウトなので大きな利幅は狙えない
  2. ブレイクアウトにつきものの「ダマシ」は存在するため勝率は高くない
  3. ボラティリティがないとしんどい…

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』を購入したほうが良い人

  • サクッと勝ち逃げしたい人
  • ビッグトレンドにはそれほど興味がない人
  • シンプルなトレード手法を探している人

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』を購入してはいけない人

  • ビッグトレンドで大きな利益を取りたい人
  • 逆張りトレードロジックを探している人
  • もっと複雑なストラテジーを探している人
マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”
マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”
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発売日:2020/5/22
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マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”のトレードルールを解説するよ!

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マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”のトレードルールを解説するよ!

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”のトレードルールを解説するよ!

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』のトレードルールについて

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”レビュー記事に対するご質問をいただきました。

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”【検証とレビュー】

もう少し詳しくトレード手順(仕掛けや手仕舞いのタイミング)について知りたいとのこと。

前回のレビュー記事で解説したとおり、『トワイライトゾーン』はゾーンブレイクアウト手法でしたね。

トワイライトゾーンを上抜け・下抜けし、ブレイクした方向に順張りでENTRY

トワイライトゾーンを上抜け・下抜けし、ブレイクした方向に順張りでENTRY

仕掛けは非常にシンプルです。トワイライトゾーンを構成する2本の並行ラインを上抜け・下抜けで仕掛けていきます。

  • 赤いラインを上抜けたら…買いエントリ
  • 青いラインを下抜けたら…売りエントリ

インジケーターそのものがシンプルなので、仕掛けタイミングに迷うことはまずないでしょう。気になるのは利益確定のタイミングと損切りのタイミングですよね。

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』の利益確定に関するルール

まずは利益確定ルールについて解説します。

利益確定(TP)はゾーン幅の半分を初期の目標とする

会員サイト内で解説されている利益確定の初期目標は、”ゾーン幅の半値”です。ゾーンが作る縦幅が30pipsならば、その半値つまり15pipsが目標利幅となります。

利益確定(Take Profit)ルール

利益確定(TP)目標は”ゾーン幅の半値”

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|利益確定

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|利益確定

上のチャート図はUSD/JPY(ドル円)の15分足です。トワイライトゾーンの上下幅の半値箇所の破線を引いています。その幅(半値)を利益確定の初期目標とします。

ご覧の通り、最初の5つは勝ちトレードで、最後の1回は負けトレードとなっていますね(5勝1負)。

もちろん、15分足なので取れる利幅は大きくありません。それぞれの利幅は次の通り。※スプレッドは考慮していません。

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|利幅

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|利幅

デイトレード(1時間足)での利確(利幅)の目安

仮に1時間足で本商材のインジケーターを使用した場合は以下のような利幅(目安)になります。※スプレッドは考慮していません。

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|利幅|1時間足

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|利幅|1時間足

6勝1負ですね。なかなか優秀です。

本商材では15分足が推奨時間足ですが、1時間足や4時間足での利用もOKとのことですので、時間に余裕があり大きな利幅を狙いたいトレーダー(デイトレーダー)は、1時間足での活用を考えてみても良いかもしれませんね。

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』の損切りに関するルール

次に、損切りルールについて解説します。

2時間ルール(=ローソク足8本以内に手仕舞いすること)

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”の検証記事で解説したとおり、本商材では2時間ルール(15分足の場合)が存在します。

奥村尚の “トワイライトゾーン”|2時間以内に手仕舞い

奥村尚の “トワイライトゾーン”|2時間以内に手仕舞い

ローソク足8本(15分✕8本=120分=2時間)を1つのゾーン(区切り)と考え、ゾーンが終了するまでに利益確定や損切りをおこなうことが基本ルールなのですね。

つまり最長で2時間以上はポジションを保有しないということ。

ちなみに1時間足で利用する場合は、1時間✕8本=8時間、つまり8時間ごとにゾーンが切り替わるので、8時間を上限としてその間に利益確定、損切りをおこなうことになります。

損切り(SL)目標は”ゾーン幅の半値”戻し

さて損切りルールですが、実はこちらも非常にシンプルです。利益確定ルール同様に、ゾーン幅の半値まで戻した時に損切りとなります。つまりリスクリワードは1:1となるわけです。

損切り(Stop Loss)ルール

損切り(SL)目標は”ゾーン幅の半値”戻し

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|損切りルール

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|損切りルール

ゾーン幅の半値(中央値)までレートが戻したら損切り…となると、エントリー後にレートが上下に動いて先に半値まで戻してしまったら即損切りとなるわけで、過去チャートの”目視検証”だけでは勝ち負けの判定が難しくなりますね。過去チャートで勝っているように見えても、実は先に半値まで戻して損切りになっているケースもありそうです。

とはいえ、上のチャート図を見る限りにおいては、そのパターンはそれほど多くはなさそうです。でも注意は必要です。

損切りラインが浅いので、ダマシにあってもダメージは軽い

損切り幅はゾーン幅の半値です。比較的浅めですよね。『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』の勝率は60〜70%なので、残りの30〜40%は負けトレード、つまりダマシです。

それでも損切りラインが浅いため、ダマシに遭遇しても傷は深くありません。

まあ、リスクリワードが1対1という点は、若干心もとないところはありますが…。このあたりは本商材のルールをアレンジするなりして利幅を伸ばしていく工夫が求められますね。

『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』のトレードルール|まとめ

さて、『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』のトレードルールをまとめると以下の通りです。

利益確定(Take Profit)ルール

利益確定(TP)目標は”ゾーン幅の半値”

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|利益確定

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|利益確定

損切り(Stop Loss)ルール

損切り(SL)目標は”ゾーン幅の半値”戻し

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|損切りルール

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”|損切りルール

手仕舞いルール

ゾーン(ローソク足8本)が終了するまでに手仕舞い

奥村尚の “トワイライトゾーン”|2時間以内に手仕舞い

奥村尚の “トワイライトゾーン”|2時間以内に手仕舞い

リスクリワードは1対1

利益目標も損切りレベルもゾーン幅の半値、つまり利益目標「1」に対し損切りレベルも「1」なので、リスクリワードは1:1となるわけですね。

うん、極めてシンプルでFX初心者でも迷わないでしょう。

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”
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販売元:トリオアセットマネジメント株式会社
開発者:奥村尚(おくむらひさし)
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MQLプログラミングがあなたの”老後”を豊かにする真の理由とは?

MQLプログラミングがあなたの”老後”を豊かにする真の理由とは?

老後2000万円問題の欺瞞(ぎまん)に早く気づかないと取り返しがつかなくなる

「老後に2000万円が必要…」この欺瞞(ぎまん)に気がつけるかどうかで、あなたの老後は変わります。

もちろんお金はあるにこしたことはありません。でもそのために若いときから色々我慢して貯金をするのは間違っています。

だって目的は「豊かな老後を送ること」ですよね。豊かさの定義は人それぞれですが、お金というのは豊かさのファクター(因子)の一つにすぎません。

それよりも「老後の人生を楽しむスキル」を身につけるほうがよっぽど大切です。「なに言ってるんだかわからない」って人は以下の記事を読んでください。

老後のためにコツコツ2000万円貯めていても、リストラされたり、転職に失敗したり、病気をしたりして、貯金がみるみる減っていき、ろくな貯金がないまま老後を迎えることになるかもしれない。

ろくな貯金がないまま老後を迎える

ろくな貯金がないまま老後を迎える

これに対し、「カネを使わずに人生を楽しむスキル」という資産は、たとえ不運が重なって生活保護で暮らすようになったとしても、がっつり残る。

「カネを使わずに人生を楽しむスキル」は、これ以上ないくらい、安全で確実な資産なのだ。

(中略)

あなたは、老後のためにお金を貯めることばかりを気にしすぎて、老後のために「カネを使わずに人生を楽しむスキル」を蓄積することが疎かになってはいないだろうか?

引用:老後に金がなくても楽しく暮らすために今から準備しておくべきこと

お金(貯金)という資産よりも、「カネを使わずに人生を楽しむスキル」という資産のほうが、リタイア後の人生においては重要であると説きます。

「カネを使わずに人生を楽しむスキル」とは、創作行為だったり調査・研究だったり、料理だったり、読書だったりするとのこと。

その中でも「創作行為」というのは、この上なく楽しく究極的に満たされる行為なのですね。

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”消費”と”生産”の決定的な違い

楽しいこと…と考えた時に、あなたはなにを思い浮かべますか?

旅行? ゲーム? 飲み歩き? ブランド品を買うこと? 美味しい料理を食べること? スポーツ観戦?

…確かに楽しいですよね。でもこれらの行為は全て「消費」なんですね。

誰かが「生産」した商品やサービスを、あなたが「消費」するという行為です。「消費」だから当然お金を使います。

あなたが、自分の老後を「消費」だけに費やすならば、あなたの資産はものすごい勢いで減っていきます。なぜなら「消費」にはコスト(お金)がかかるから。

その一方で、あなたの「消費」を支えるために、商品やサービスを「生産」している人々が存在します。彼らは、多くの人々が消費したくなるような商品やサービスを考えパッケージング化し、世の中に提供しています。

実は、この「生産」こそが「消費」と同等あるいは超越するほどの楽しさをもたらしてくれるってことを知らない人が多いんですね。「生産」は、「創造」「創作」と置き換えても良いでしょう。

先にあげた記事老後に金がなくても楽しく暮らすために今から準備しておくべきことの中に以下のフレーズがあります。

たとえば、小説を書かない人にはほとんど理解されないことだが、小説を書くことは、小説を読むより、はるかに面白い。

その小説を小説投稿サイトに投稿して、読者からコメントをもらうのも、ものすごく楽しい。
ほんとに書いてよかった、生きててよかった、と心の底から思う。

この桁外れの幸せを知らないままに人生を終えるのは、本当に、本当に、本当に、もったいない。

このことは、やってみたことがある人にしかわからない感覚です。

クオリティの高い商品やサービスを「消費」することも楽しいですが、それ以上の楽しさを追求したいならば「生産=創造」しかありません。

「生産や創造が楽しいと言われてもなにを作っていいかわからないよ…!」って思う人も少なくないでしょう。

すぐには見つからないかもしれませんが、だからこそ今から死にものぐるいで探しておく必要があります。じゃないとあなたの老後はつまらなくなります。

MQLプログラミングは「カネを使わずに人生を楽しむスキル」として最適!

ようやく、表題テーマに戻ります。

「カネを使わずに人生を楽しむスキル」としてあなたに一押ししたいのが、MQL言語プログラミングです。

MQL言語とは、MetaTrader4・5専用のオリジナルインジケーターやEA(自動売買システム)を構築するためのプログラミング言語です。

//+------------------------------------------------------------------+
//|                                                  Custom MACD.mq4 |
//|                   Copyright 2005-2014, MetaQuotes Software Corp. |
//|                                              http://www.mql4.com |
//+------------------------------------------------------------------+
#property copyright   "2005-2014, MetaQuotes Software Corp."
#property link        "http://www.mql4.com"
#property description "Moving Averages Convergence/Divergence"
#property strict

#include 

//--- indicator settings
#property  indicator_separate_window
#property  indicator_buffers 2
#property  indicator_color1  Silver
#property  indicator_color2  Red
#property  indicator_width1  2
//--- indicator parameters
input int InpFastEMA=12;   // Fast EMA Period
input int InpSlowEMA=26;   // Slow EMA Period
input int InpSignalSMA=9;  // Signal SMA Period
//--- indicator buffers
double    ExtMacdBuffer[];
double    ExtSignalBuffer[];
//--- right input parameters flag
bool      ExtParameters=false;

//+------------------------------------------------------------------+
//| Custom indicator initialization function                         |
//+------------------------------------------------------------------+
int OnInit(void)
  {
   IndicatorDigits(Digits+1);
//--- drawing settings
   SetIndexStyle(0,DRAW_HISTOGRAM);
   SetIndexStyle(1,DRAW_LINE);
   SetIndexDrawBegin(1,InpSignalSMA);
//--- indicator buffers mapping
   SetIndexBuffer(0,ExtMacdBuffer);
   SetIndexBuffer(1,ExtSignalBuffer);
//--- name for DataWindow and indicator subwindow label
   IndicatorShortName("MACD("+IntegerToString(InpFastEMA)+","+IntegerToString(InpSlowEMA)+","+IntegerToString(InpSignalSMA)+")");
   SetIndexLabel(0,"MACD");
   SetIndexLabel(1,"Signal");
//--- check for input parameters
   if(InpFastEMA<=1 || InpSlowEMA<=1 || InpSignalSMA<=1 || InpFastEMA>=InpSlowEMA)
     {
      Print("Wrong input parameters");
      ExtParameters=false;
      return(INIT_FAILED);
     }
   else
      ExtParameters=true;
//--- initialization done
   return(INIT_SUCCEEDED);
  }
//+------------------------------------------------------------------+
//| Moving Averages Convergence/Divergence                           |
//+------------------------------------------------------------------+
int OnCalculate (const int rates_total,
                 const int prev_calculated,
                 const datetime& time[],
                 const double& open[],
                 const double& high[],
                 const double& low[],
                 const double& close[],
                 const long& tick_volume[],
                 const long& volume[],
                 const int& spread[])
  {
   int i,limit;
//---
   if(rates_total<=InpSignalSMA || !ExtParameters) return(0); //--- last counted bar will be recounted limit=rates_total-prev_calculated; if(prev_calculated>0)
      limit++;
//--- macd counted in the 1-st buffer
   for(i=0; i<limit; i++)
      ExtMacdBuffer[i]=iMA(NULL,0,InpFastEMA,0,MODE_EMA,PRICE_CLOSE,i)-
                    iMA(NULL,0,InpSlowEMA,0,MODE_EMA,PRICE_CLOSE,i);
//--- signal line counted in the 2-nd buffer
   SimpleMAOnBuffer(rates_total,prev_calculated,0,InpSignalSMA,ExtMacdBuffer,ExtSignalBuffer);
//--- done
   return(rates_total);
  }
//+------------------------------------------------------------------+

MT4好きのFXトレーダーならば、見たことあるかもしれませんが、上に掲示したような英文字の文章で構成されるものです。ちなみに上の文章(コード)はMACDインジケーターのものです。

MT4のインジケーターやEAは、全てこのような難解に見える文章(プログラミング言語)で作られて動いているのですね。

一見難しそうに見えますが、経験ゼロの初心者でもある程度学習すれば誰でも書けるようになります。

FX情報商材に付属するオリジナルインジケーターも、誰かが考案しMQL言語を駆使して作ったもの(=創造)です。ロジックを考えそれをMT4上で動かすためにプログラミングしたわけですね。

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”創造の楽しさ”と”金儲け”を同時に享受できるMQLプログラミング

MQL言語を習得すれば、あなたは自分のトレードアイデアを、インジケーターやEAという形にして作り出すことができるようになります。

こんなインジケーターがあったらなー…
こんあEAがあれば運用してみたいんだけど…
ここでシグナルを出すツールがあればいいのに…

MQLプログラミングスキルさえあれば、頭のなかのアイデアやひらめきをすべて形にすることができるのです。つまり創作ですね。世の中にないものを作り出す行為です。こんな楽しい作業、なかなかありませんよ。

自分専用のバイナリーオプションアラートツールを作ったり、EAを複数作ってポートフォリオで運営してみたり、あなたがFXやBOでやれることの幅が一気に広がります。

優位性の高いツールを作ることができれば、それはすなわちあなたの資産が増えることとイコールです。つまりお金も儲かるのです。

さらに、あなたのツールを欲しがる人も出てきます。優位性の高いツール(インジケーターやEA)を商品化して販売することも可能です。ゴゴジャンインフォトップには、そんな人々がたくさん存在します。

あなたは、いままで消費者として彼らの商品を購入(=消費)していたわけですよね。でもMQL言語を習得すれば、あなたは生産者として商品・サービスを世の中に提供できる側に回ることが可能になります。それも、一生涯にわたって…。

つまり、私たちFXトレーダーにとっては、MQL言語こそが”創造の楽しさ”と”商売=金儲け”を同時に享受できる「最高の趣味」なのですね。

老後の趣味にゴルフを楽しむのも良いでしょう。囲碁や将棋に没頭するのも楽しいかもしれません。でもそれ以上に楽しいのは「創造」と「商売=金儲け」がダブルで体験できる趣味です。

プログラミングを始めるのにお金はほとんどかかりません。そして、一度身につけてしまえば、ずっと(おそらく生涯)使えるスキルです。

「いまさら、プログラミング?無理無理!」←これ

いまさら、この歳になってプログラミングなんて、無理だよ!って諦めるのは簡単です。

iPhoneのアプリを開発したときの若宮正子さんの年齢は82歳ですよ!60歳になるまでまともにパソコンを触ったことがなかった高齢者が、82歳でアプリを開発してリリースしているんです。

82歳でアプリ開発「老後の準備なんて無意味ね」

82歳でゲームアプリを開発し、「世界最高齢の女性開発者」として世界中から注目を集めている若宮正子さん。パソコンを始めたのは60代に入ってから。プログラミングも興味の赴くままに、一から独学したという。

引用:日経ビジネス

あなたが40代、50代、60代でも、82歳の若宮正子さんに比べたら全然「子ども」です。

大切なのはいますぐ「始めること」です。

「消費」から「生産・創造」へシフトすると決める

「消費」から「生産・創造」へシフトすると決める

「消費」から「生産・創造」へシフトすると決める

老後の人生を豊かにしたいのであれば、「消費」から「生産・創造」へシフトすることです。

  • 高級野菜を買うよりも、家庭菜園で野菜を育てる
  • ゲームを購入するよりも、自分でゲームを作ってみる
  • 読書をするよりも、詩や小説を買いてみる
  • 美術館めぐりをするよりも、絵筆をとって描いてみる
  • 高級レストランに行くよりも、料理を作ってみる

あなたがFXトレーダーならば…

  • 市販のFX商材を買うよりも自らのロジックをインジケーター化してみる
  • 市販のEAを買うよりも、自らのロジックをEA化してみる

さらに…

  • 自らのロジックをインジケーター化して販売してみる
  • 自らのロジックをEA化して販売してみる

創造(生産)とビジネス(金儲け)という2つの楽しさを味わうことができるのです。

自ら考案したツールを、1本2万円程度で月に10本売れば、それだけで月に20万円の儲けです。もはや老後の不安など、どこ吹く風ですよね。

つまり、MQL言語を習得しておけば、(おそらく)生涯食いっぱぐれることがないのです。

これってすごいことだと思いませんか?

「40歳からのMQLプログラミング入門」をはじめます

前置きが長くなりましたが、当ブログにて「40歳からのMQLプログラミング入門」を始めます。

対象は、老後の豊かな人生を手に入れるためにMQLプログラミング言語を学びたい中年(40代〜)の方々です。

まったくのプログラミング初心者が、自分でオリジナルインジケーターやEAを製作できるようになるまでに必要なスキルを身につけられるようなコンテンツを定期的に提供していきます。

ぜひ、楽しみにしていてください。

MQLプログラミング言語の専門書籍(本)を紹介するよ!

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MQLプログラミング言語の専門書籍(本)を紹介するよ!

MQLプログラミング言語の専門書籍(本)を紹介するよ!

「決めた!俺もMQLプログラミング言語を学ぶぞ!」

先日MQLプログラミングがあなたの”老後”を豊かにする真の理由とは?という記事をアップしました。FXトレーダー(BOトレーダー)にとって、MQL言語を習得してオリジナルインジケーターやEAを自作することこそが、老後の最高の趣味(創作行為)であることをお伝えしましたよね。

「よし、俺もMQLプログラミングを学ぶぞ!」と決心してくれたなら、時間をかけて記事を書いた”甲斐”があるのですが、いかがでしたでしょうか?

ところで、MQL言語を学ぶと決めた時に、肝心なことは「どのようにして学ぶか?」ですよね。大抵の人は、専門書の購入から始めるのではないでしょうか?AmazonにはMQL言語習得に特化した書籍がいくつかあります。

【注意】本で学ぶことを推奨しているわけではありません…

MQL書籍を紹介する前にお伝えしておきたいのですが、書籍でMQL言語を学ぶこと推奨しているわけではありません。むしろ、書籍に頼った学習は挫折する可能性を大いに高めます。効率的な学習法については、あらためて記事にする予定です。

あくまでも、MQL言語の書籍にはこんなものがあるよ…という情報としてお伝えしているだけということを理解しておいてください。まあ、どうしても専門書を読んでみたいと思う方は、以下に挙げた本の中からピックアップして一読されてみてはいかがでしょうか。

MQLプログラミング言語の専門書籍(本)を紹介するよ!

今回の記事では、国内で市販されているMQLプログラミング言語の書籍をまとめて紹介します。残念ながら、専門書の数はそれほど多くありません。そして古い書籍も存在するため、おすすめできる本は限られています。

刊行日が新しい書籍を優先して買うべき理由

以下のMQL言語解説書一覧では、各書籍を刊行日の新しい順に並べています。MQLの技術書は、できるだけ刊行日の新しい書籍を読むことをおすすめします。なぜなら古い書籍は情報そのものが古くなっている可能性があるからです。

過去と現在ではコード記述のスタイル(MQL言語の書式など)が若干異なっていたりするので、学習時に混乱しないためにも比較的新しい解説書を優先的に購入することをおすすめします。

『メタトレーダー4&5共通ライブラリによるEA開発入門』

豊嶋 久道(著)・2019年11月15日出版
Kindle版】500円(Kindle Unlimited会員は無料)

著者は、豊嶋久道氏。日本におけるMQL言語の第一人者です。これまでに多くのMQL専門書を執筆していますが、本書籍がその最新作(2019年11月15日刊行)です。

ただし、本書籍はMQLプログラミングの入門書ではありません。MQL言語の基礎をマスターした人向けの、EA(自動売買)開発に特化した解説書です。つまり中級者向けです。

MQL言語をゼロから学びたいならば、まずは同じ著者(豊嶋久道氏)が執筆した『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』を先に読むことをおすすめします。『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』の続編ですね。

また、3番目に挙げた『新MT4対応ライブラリによるメタトレーダーEA実践プログラミング』の改訂版が本書という位置づけですのでご注意ください。

前作『新MT4対応ライブラリによるメタトレーダーEA実践プログラミング』は、著者が自作したライブラリ関数とMQL言語の関数を使ってEAをプログラミングする方法が解説されているのですが、本書はそのライブラリ関数をMQL5に対応させて書き直したものです。

MQL言語初心者(プログラミング初心者)は、絶対に買ってはいけません。

『プログラミング初心者でも書けるMetaTrader5プログラミング: インディケータ編』

三浦大(著)・2018年2月13日出版
【Kindle版】1,350円(Kindle Unlimited会員は無料)

プログラミング初心者向けと謳った解説書。最新のMQL5に対応した点は意欲的なのですが、自主出版であるがゆえ解説は冗長でわかりずらく、読み進めるにあたって苦痛を伴います。ざっと目を通して、MQL言語によるインジケーター作成のアウトラインを理解するくらいでしたら役立ちそうです。

本書よりは『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』のほうが、まだ理解しやすいという印象です。

『新MT4対応ライブラリによるメタトレーダーEA実践プログラミング』

豊嶋 久道(著)・2017年3月13日出版
【Kindle版】500円(Kindle Unlimited会員は無料)

まず、本書籍は『メタトレーダー4&5共通ライブラリによるEA開発入門』の古いバージョンであるので注意が必要です。タイトルにあるとおり、著者(豊嶋久道氏)が自作したライブラリ関数とMQL言語の関数を使って、オリジナルEAをプログラミングする方法を解説しています。

EA開発に特化した書籍ですので、当然MQL言語初心者向けではありませんし、EA開発書を購入するならば本書の改訂版である『メタトレーダー4&5共通ライブラリによるEA開発入門』を購入することをおすすめします。

MQL言語初心者(プログラミング初心者)は、絶対に買ってはいけません。

『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』

豊嶋 久道(著)・2015年11月1日出版
【Kindle版】900円(Kindle Unlimited会員は無料)

本当の意味での、MQL言語入門書がこちら。MQL言語を極めた豊嶋久道氏による初心者向け解説書です。

初心者向けとはいえ、まったくの初心者が本書を読んでも、途中からついていけなくなって挫折してしまう可能性が極めて高いです。結局プログラミングをわかっていない人の「つまずくところ」が、著者はわかっていないのですね。説明が大雑把だったり(これくらい理解できるよね?)みたいな読者を試すような書き方をされていたりと、初心者からすれば不親切さを感じさせる内容です。

他のプログラミング言語を多少なりとも学習したことのあるユーザーであれば、とっつきやすいのですが、完全な初心者は途中から「突き放されたような感覚」に陥ります。手とり足取りの丁寧な解説を期待して手に取ると、間違いなく失望・落胆します。

『メタトレーダーではじめるFXシステムトレードプログラミング ~オリジナルEA開発からバックテストまで徹底解説~』

豊嶋 久道(著)・2014年12月27日出版
【Kindle版】3,000円
【単行本】5,538円

EA開発に特化した解説書。初心者向けとは言い難い比較的高度な内容です。買わなくてOK。

『とあるMT4(システムトレーダー)の検証記録(ロジックテスト)』

fui(著)・2014年1月14日出版
【Kindle版】1,250円(Kindle Unlimited会員は無料)

解説書ではありません。タイトルにある通り、プログラマーによる自作EAの検証記録(バックテスト)ですね。初心者向けに書かれた本でもありません。

『FXメタトレーダー4&5 一挙両得プログラミング』

豊嶋 久道(著)・2013年11月11日出版
【Kindle版】2,200円
【単行本】3,080円

MT4からMT5への移行期に合わせて執筆された解説書です。MT5になってなにが変わったのか?変わっていない部分はどこなのか?そのあたりに焦点を合わせた内容となっています。刊行日が古いため、残念ながら情報のアップデートができていません。また、やや難解な解説書ですので、初心者は買う必要はありません。

『FXメタトレーダー4 MQLプログラミング (ウィザードブックシリーズ)』

アンドリュー・R・ヤング(著)・2013年7月15日出版
【Kindle版】1,782円
【単行本】3,080円

海外MQL専門書の翻訳本です。ある程度プログラミングに習熟している人向けですので、初心者は買ってはいけません。刊行日は古いので、当然情報も古いままです。

『FXメタトレーダー実践プログラミング (現代の錬金術師シリーズ)』

豊嶋 久道(著)・2009年10月16日出版
【Kindle版】1,782円
【単行本】3,080円

10年以上も前のMQL言語本なので、もはや解説書としては賞味期限切れという印象です。プログラミング経験者をターゲットにしたかのような解説なので、初心者は完全に蚊帳の外です。

『iCustom(アイカスタム)で変幻自在のメタトレーダー (Modern Alchemists Series)』

ウエストビレッジインベストメント株式会社(著)・2011年9月16日出版
【Kindle版】2,310円
【単行本】3,080円

iCustom関数を活用したEA作成に特化した解説書iCustom関数とは特定のインジケーターから値を取得するために使用する関数です。インジケーターのシグナルをEA化する際に使う便利な機能のひとつです。残念ながら、刊行日が古くbuild600以降のMQL4のフォーマットに対応していないため、今読むとかえって混乱する恐れもあります。まあ、買わなくても良いでしょう。

『MetaTrader4逆引きハンドブック』

FXPG(著)・2010年9月16日出版
【単行本】7,029円

すでに廃刊された書籍であるにも関わらず、なぜか人気の高い解説書。中古本市場で高値(5000円〜7000円)で取引されてます。逆引き辞典(リファレンス書)のような構成であるため、参考書としての使い勝手が高いのが人気の理由かもしれません。ただ、同じ内容はネットで最新の情報を調べられるので、わざわざ買う必要も感じません。ただ、紙媒体の参考書として常に手元で参照したい方にとっては便利な本かもしれません。

当然、初心者向けではありません。

『FXメタトレーダー入門 現代の錬金術師シリーズ』

豊嶋 久道(著)・2007年12月7日出版
【Kindle版】1,782円
【単行本】3,080円

刊行日が古く情報も古いため、購入する必要はありません。同じ著者の『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』を買えば十分です。

この機会にKindle Unlimitedに入会しよう!

ご覧の通り、Kindle Unlimitedで無料で購読できる本が多いことがわかりますよね。Kindle UnlimitedはAmazonの読み放題サービスです。月額980円で、対象となる本が読み放題なのですね。今はやりのサブスクリプション(定額サービス)の一つです。

とりあえず1冊に絞るならば『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』一択だ

さて、おすすめするMQL解説書をとりあえず一冊に絞るならば、『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』一択です。

刊行日は、2015年11月1日と古めですが、build600以降のMQL4のフォーマットに対応しており、現時点で最新のMQL言語を学ぶことができる唯一の書籍です。Kindle版のみで単行本(紙の書籍)はありません。ただKindle版だからこそ定期的に内容が改定されていて、比較的最新の情報を入手できるという利点があります。

  • 2015年11月3日 初版発行
  • 2016年12月29日 MT4 Build 1031対応
  • 2018年3月19日 MT4 Build 1090対応

著者は、MQL言語第一人者と言われる豊嶋久道氏。ざっくりとMQL言語のアウトラインを学ぶには適した書籍です。

ただし…他の言語を学んだことのある人にとってはとっつきやすいのですが、はじめてプログラミング言語に触れる人にとっては、かなりハードルは高いと思います。理解力うんぬんの前に、解説がかなり不親切なんですね。

熟練した技術者が執筆した本なので、「初心者が理解できない部分」が著者にはわからないのでしょうね。この点は残念です。ですので、プログラミング初心者がこの本のみでMQL言語をマスターすることは、非常に困難です。

読解力に自信のある初心者、ざっくりとアウトラインを知っておきたい初心者、そして他のプログラミング言語をある程度経験のある人向けの書籍です。

まとめ:書籍による学習はあまりおすすめできない

国内で購入できるMQL解説書をざっくりと紹介しました。

何度も述べますが、既存の書籍による学習は非常にハードルが高く、挫折してしまう恐れがあります。もう少し初心者向けの親切丁寧な解説書があれば良いのですが、現時点では残念ながら存在しません。

むしろ、MQL言語のベースとなる「C言語」関連の入門書を読み漁ったほうがよっぽど習熟スピードが早まるはず。結局のところ、既存のプログラミング言語を習得した者が、その延長線上で学んでいくことを前提としている解説書ばかりなのですね。

だからといって専門書を読むことがまったくの無駄ということではありません。書籍は、MQL言語の全体像(アウトライン)を把握するためには役立ちます。一冊の入門書をざっくりと読んでおけばOKです。

ある程度のアウトラインを理解したら、その後は、どんどん実践していくこおをおすすめします。実践=プログラミングを書く、です。

次回以降、そのあたりの学習のススメ方について詳しく解説していきますね。

【超初心者向け】MQLプログラミング言語の効率的な勉強方法を教えるよ!

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【超初心者向け】MQLプログラミング言語の効率的な勉強方法を教えるよ!

【超初心者向け】MQLプログラミング言語の効率的な勉強方法を教えるよ!

解説書は『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』1冊をななめ読みするだけでOK

先日、MQL言語の解説書についてざっと紹介をしました。超初心者におすすめできる書籍を1冊だけ選ぶとすれば、『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』です。

豊嶋 久道(著)・2015年11月1日出版
【Kindle版】900円(Kindle Unlimited会員は無料)

値段も900円と手頃です。しかもKindle Unlimited会員(月額980円、初回30日無料)になれば、無料で購読可能です。とりあえず、始めてMQLプログラミングを学ぶならば、この本を一通り目を通しておいても良いでしょう。

ただし、完全に理解しようと熟読する必要はありません。おそらく理解できないと思うので…。わからない箇所はそのままスルーして問題ありません。そもそもこの書籍は、プログラミングの基礎がある程度理解できている人向けです。ですので、わからなくても気にする必要はありません。

【超初心者向け】MQLプログラミング言語の効率的な勉強方法=遅延評価勉強法

さて、いよいよMQLプログラミング言語を学んでいくわけですが、その際にどのように学習を進めていくか、一つだけアドバイスします。

それは『遅延評価勉強法』(遅延評価学習法)と呼ばれる学習スタイルを取り入れることです。

『遅延評価勉強法』とはなにか?詳しく知りたい方は、実際にググってみてください。多くの解説サイトがヒットするはず。簡単に説明すると、「まず実践しながら、そのときに必要な知識を、その都度学習する勉強法」です。

インプットとアウトプットを同時並行しておこなう学習スタイル

受験勉強を例に説明してみます。一般的な勉強法は、1冊の本(教科書・参考書など)などを最初のページから読み進めながら、目次通りに学習を進めていくスタイルですよね。日本史(歴史)の勉強ならば、縄文〜弥生時代からスタートして、奈良・平安時代、戦国時代、江戸時代、明治・大正時代、昭和…と順番に学習していくわけですね。いわば、インプットメインの勉強法です。想像するだけで、なかなか根気がいりそうな勉強法という印象ですよね。

一方の『遅延評価勉強法』(遅延評価学習法)は、まったく異なります。定義をもう一度確認しましょう。「まず実践しながら、そのときに必要な知識を、その都度学習する勉強法」でしたよね。

  • まず実践しながら→まずは試験問題を解きながら
  • その時に必要な知識を→試験に出題されている問題と回答を
  • その都度学習する→その都度知識として取り入れる

まずは、わからなくても良いので実際に出題された過去問をひたすら解きまくります。当然、答えがわからないので、問題を解くために参考書などを開きます。そしてその問題と回答をセットで覚えるわけです。その繰り返しが『遅延評価勉強法』(遅延評価学習法)です。

過去に出題された問題を大量に解き、回答を覚えることによって、試験に出題される試験問題の傾向を掴むことができますよね。

最初の勉強法は、インプットメインでしたよね。一方、『遅延評価勉強法』(遅延評価学習法)はインプットとアウトプットを同時並行しておこなう勉強法です。

効率性重視の学習スタイル

インプットとアウトプットを同時並行しておこなうことによって、本当に必要な知識のみを効率的に学んでいくことができるのです。

『遅延評価勉強法』はプログラミング学習において、効果を発揮すると言われています。そもそもぷおログラミング言語に必要とされる知識は膨大です。それらを順番に覚えていくことは非効率であり、大きな苦痛を伴います。実際面白くありません。

一方、『遅延評価勉強法』を取り入れてプログラミング学習をすすめるならば、効率性は飛躍的に高まり、習得までの期間も大幅に短縮されます。なによりもやってて楽しいのですね。

MQL言語習得に『遅延評価勉強法』が”うってつけ”の理由

もちろん、『遅延評価勉強法』が全ての人に合っているかどうかはわかりません。一つ一つ段階的に積み上げていくスタイルのほうが捗るっていう人もいるでしょう。

でもMQL言語を学ぶならば『遅延評価勉強法』がうってつけです。なぜならば作りたいものや目標(つまりアウトプット)が明確だからです。

作りたいもの、それはインジケーターやEAですよね。そしてそれらを作る目的とは、「FXトレードやBOトレードで勝つため」あるいは「オリジナルインジケーターやEAを販売してお金を稼ぐため」ですよね。他のプログラミング言語に比べて、MQL言語を学ぶ目的というのは非常に明確ですよね。アウトプットが明確だからこそ、必要とされる知識や技術(=インプット)も明確になるのです。

あなたが考案したストラテジーをインジケーター化したいと考えたとします。そのためにどのような技術が必要なのか、それらの技術を調べて一つ一つ実装していきます。そうすれば短時間でオリジナルインジケーター完成させることができるのです。最初は簡単(シンプル)なインジケーターから始めて、徐々に複雑で高度なインジケーターを作っていく。その繰り返しによって、必要とされる技術や情報を積み上げていくのです。あなたが、オリジナルインジケーターを10個程度作れるようになるころには、かなりのMQLプログラミングスキルを習得できているはず。

以上のことから、MQL言語習得と『遅延評価勉強法』の親和性が非常に高いことが理解できるはず。MQLプログラミングを習得するために、最短ルートで登頂する。そのための学習方法が『遅延評価勉強法』なのです。

そもそも覚える必要すらない?!

極論ですが、プログラミングを学習するにあたって、本当に覚えるべきことってほとんど存在しないのですね。なぜなら、ネットで調べればいくらでも必要な情報が拾えるからです。

複雑なコードを覚える必要はないのです。検索すれば必要なコード記述(文法)を見つけることができます。そのコード(文法)をコピペして少し改編すればOKです。わからなくなったら先人の知恵に頼ればよいのです。

もちろん必要な情報を検索するためには、最低限の知識が必要です。逆に言えば最低限の知識さえあれば、あとは「ググってコピペ」でOKなのですね。

暗記よりも「慣れ」のほうが重要だ

コードや文法を暗記することよりも大切なことは「慣れ」です。多くのMQLソースコードに触れながら、全体像を把握しつつ、構成や記述スタイルに慣れること。

10個程度のインジケーター(MQLソースコード)を解読していけば、MQLのフォーマットがわかってきます。

あーなるほど、どのインジケーターもこんな構成になってるんだな…
あ、また同じ記述がでてきた!ここは共通部分なんだな…
あ、このコードを使うと、こんなことができるんだな…
ラインを引くときは、こう記述すればいいんだな…
あれ?ここは書き方は違うけど、同じことができるんだな…

…という具合に、ざっくりとですがMQLプログラミングの仕組みが理解できるようになります。あとはこの繰り返しです。最初は簡単なMQLソースからスタートして、徐々に複雑なものにチャレンジしていく。その積み重ねによって、いつのまにか高度なインジケーターやEAを作れるようになるのです。

解説書を1ページ目から読み進めるよりも、よっぽど効率的で、しかも面白い学習スタイルです。

大量の”インプットとアウトプット”を心がける

MQL言語習得に必要なことは、大量のインプットとアウトプット。そしてアウトプットしながらインプットしていくこと。この2つです。

  1. 大量のインプットとアウトプット
  2. アウトプットしながらインプットする

つまり、作りたいインジケーターを明確にして、とにかく作っていく。その中で必要なスキルをその都度調べて学んでいく。これを繰り返すこと。

挫折する原因の大半は、「インプット」だけに集中してしまっていることにあります。インプット作業は「やってる気」にはなりますが、アウトプットしていかない限り、あなたのMQLスキルはほとんど向上しません。

だからこそ、『遅延評価勉強法』です。次回以降、より具体的な『遅延評価MQL言語学習法』を解説していきますね。

まずはMQLプログラミング環境を整えよう!

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まずはMQLプログラミング環境を整えよう!

まずはMQLプログラミング環境を整えよう!

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まずはMQLプログラミング環境を整えよう!

MQL言語を習得して豊かな老後を送ることを目的に、本シリーズを執筆しています。

今回は、MQL言語でプログラミングを進めていくための環境を整える方法を解説します。

MQL言語プログラミングに必要な環境は以下の通り。

  1. インターネット環境
  2. パソコン(できればWindows PC)
  3. MetaTrader4
  4. MetaEditor(メタエディタ)

上の4つがあればすぐに始めることができます。ひとつひとつ見ていきましょう。

1.インターネット環境

まずはインターネット環境が必要です。動画を視聴するわけではないので、ネットの速度はほどほどあれば十分です。2〜10Mbps程度の速度が出ていれば問題ありません。モバイルルーターでも大丈夫です。

2.パソコン(できればWindows PC)

MetaTrader4を稼働させるためのWindowsパソコンが必要です。Macでも一工夫すればできればメタトレーダーを動かすことはできますが、Windowsのほうが面倒がなくて良いです。

ちなみにMacでMetaTrader4を稼働させる方法については、以下の方法をおすすめします。

【2020年】MacでMetaTrader4を動かす方法をどこよりも詳しく解説するよ!

その他にも、MacでMetaTraderを稼働させる方法として、BootCamp(ブートキャンプ)やWindows仮想化ツール(Parallelsなど)を使うなどがあります。お好きな方法を取り入れてみてください。

ただMacでMetaTrader4を稼働させるには、それなりの手間や気をつけなければいけない点などが存在し、若干面倒かもしれません。やはり、最も手間が少ないのは最初からWindowsパソコンを用意することです。

3.MetaTrader4(MT4)…無料

MQL言語は、MetaTrader専用のプログラミング言語ですので、当然MetaTrader4(MT4)は必須です。テクニカル分析を好むFXトレーダーならば、MetaTrader4をすでに入手してインストールしている人も多いはず。FXにおいては非常にメジャーな取引ツールですよね。まだ入手していないかたは、まずはご自身が取引しているFX証券会社でMT4を提供していないかどうかを確認してみましょう。

MetaTraderには「4」と「5」が存在します。当然「5」の方が新しいヴァージョンなのですが、現時点においては「4」の方がいまだに主流です。

MetaTrader「5」が普及しない原因は、「4」との互換性に問題があるからです。「4」で使われていたインジケーターやEAが「5」では稼働しないという致命的な欠陥があり、いまだに多くのFX証券会社ではMetaTrader「4」が使われているという現状があります。

ですので、まずはMetaTrader「4」をダウンロードしてご自身のパソコンにインストールしましょう。MetaTraderに対応しているFX会社において(国内業者も海外業者も)、提供されるMetaTraderのヴァージョンは基本的には「4」ですので、それほど考えずにダウンロードすればOKです。

ちなみに、MetaTraderを開発している業者(MetaQuotes Software Corp.)から、直接メタトレーダーをダウンロードすることは可能ですが、その場合は自動的にMetaTrader「5」がダウンロードされてしまいます。「4」を選択することはできないので注意が必要です。

もしも、ご自身で使われているFX証券会社がMT4を提供していない場合は、MT4対応しているFX証券会社にデモ口座やリアル口座を作るなどして、MT4をダウンロードしましょう。

まずはMQLプログラミング環境を整えよう!

まずはMQLプログラミング環境を整えよう!

4.MetaEditor(メタエディタ)…無料

MQLプログラミングに欠かせないのがMetaEditor(メタエディタ)です。「エディタ」とは、編集ソフトウェアのことです。

Windowsに標準装備されているメモ帳やMacのメモアプリなども「エディタ」の一種(テキストエディタ)です。そしてプログラミング言語を書いたり編集するためのエディタがソースコードエディタです。

MQL言語を書いたり編集するための専用エディタとして用意されているのが、MetaEditor(メタエディタ)ということになります。

このMetaEditor(メタエディタ)ですが、MetaTrader4(MT4)に標準装備されています。つまりMT4をダウンロードすれば、自動的にMetaEditor(メタエディタ)ツールもダウンロードされることになります。

ちなみにMetaEditor(メタエディタ)をMT4から起動させる方法は以下の通りです。

MetaEditorを開くためには、MetaTrader4上部のメニューから「MetaEditor起動ボタン」をクリックします。

MetaEditorを起動する

MetaEditorを起動する

するとMetaTraderとは別のウィンドウが立ち上がり、MetaEditor(メタエディタ)が起動します。

MetaEditor起動後の画面

MetaEditor起動後の画面

ここまで準備できればOK!

もう一度まとめます。MQL言語習得に必要な環境は以下の4つ。

  1. インターネット環境
  2. パソコン(できればWindows PC)
  3. MetaTrader4
  4. MetaEditor(メタエディタ)

すでにパソコンでFX取引を行っている人にとっては、馴染みのあるものばかりですよね。基本的にはすぐに整えられるはず。しかも無料で!

MQL言語習得のための環境を整えるハードルは、思っている以上に低いのです。つべこべ言わずに、今すぐやりましょう!

ところで、プログラミングってなんだろう?面白いのかな?

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ところで、プログラミングってなんだろう?

ところで、プログラミングってなんだろう?

ところで、プログラミングってなんだろう?

さて、MQL言語を学ぶ環境を整えたところで、ちょっと考えてほしいことがあります。

そもそも、プログラミングってなんでしょうか?なんとなくぼんやりとは理解できると思うのだけど、なんだかよくわからない…。始めてプログラミングに触れる人にとっては、こんなイメージではないでしょうか。

プログラミングの概念は、ネットで調べれば色々とでてくると思います。大抵は「コンピューターになにか仕事をさせるための”指示”を書くこと」などと解説されています。…まあ、そうなんですけどね。

ここではもう少しくだけた解説をしてみたいと思います。プログラミングの面白さを知ってもらうために、ありきたりの解説ではなくまったく別の切り口からプログラミングの概念を解説してみます。

あくまでもイメージというかちょっとした遊びであり、プログラミングに興味をもってもらうことが目的なので、細かいことは目をつぶってくださいね。

プログラミングは、”映画のシナリオ”を作ることと似ている

プログラミングを別の切り口から捉えるならば、いわば1本の映画のシナリオを作ることと似ています。映画じゃなくても、小説などでも同じですね。1冊の小説(物語)を書き上げることと似ています。

ストーリー(物語展開)

おそらく全ての映画や小説にとって最も大切なことは、「ストーリー」ですよね。このストーリーこそが、感動を呼ぶ映画や小説の根幹となることは誰でも理解できるはず。

ところでこのストーリーには一定の「型」があるのをご存知ですか?実はどんな映画や小説でも、一定の型というか枠組みで構成されているんですね。

シンプルなものでいえば「起承転結」。または「序破急」。映画でよく使われる「神話の法則」などなど。名作と呼ばれる映画や小説は、たいていこれらのパターンを踏襲しているわけです。

プログラミングにも、一定のパターン(型)が存在します。映画や小説ほど自由度はありませんが、コンピューターにさせたい仕事に応じた決まった書き方があるのですね。

プロット

ストーリー(物語構成)と似たものにプロットがあります。プロットとはいわばストーリーをより詳しくした個々の設計図のようなものです。

物語の世界観やキャラクター設定、ちょっとした仕掛けなど…。推理小説やサスペンス映画などには必ず「トリック」的な仕掛けが登場しますよね。トリックが巧みであればあるほど、物語は面白さを増します。

プログラミングでいえば、プロットは特定の関数のようなものかな?と考えます。プロットのような仕掛け(関数)を効率的に使うことで、プログラミングにスパイスを効かせ、より興味深い構成に仕上げることができそうです。プロット(関数など)を巧みに組み合わせることで、創造性の高いシステムが組み上がる…そんなイメージです。

自由度は高いけど最低限の決まりごとがある…

小説や映画シナリオを作るときは、大いに想像性を発揮して、面白さを追求したいですよね。でも、なんでもかんでも詰め込んだり、思いつきで適当に作っても、一つの作品としての完成度は高まりません。

やはり最低限の決まりごとというかルールはあるんですよね。それがシナリオ(物語構成)だったりプロットだったりします。プロットも伏線だけ張っておいて、後半で伏線回収しなければ、ユーザーは置いてけぼりになってしまいます。

プログラミングも同じです。自由度は極めて高いのですが、最低限のルールは存在します。全体のストーリー展開(基本構造)やオープニング(導入部分)の決まりごとだったり、プロット(処理の方法)だったり…

これらの決まりごとは「文法」と言ってもよですよね。日本語や英語にも文法が存在するように、プログラミングも言語ですから「文法」があるのですね。

「文法」といっても、必要なもは限られているので、構える必要はありません。特にMQL言語においては使用する文法はほんのわずかです。すぐに覚えられますよ。

MQLプログラミングはまさに”創造”だ!

プログラミングを映画や小説になぞらえたのは、ある共通点があるからです。特にあなたがこれから学ぼうとするMQL言語において、その共通点はより際立っています。

どちらも「創造」なんですね。新しいものを自分で作り出す行為なのです。

あなたは、MQL言語でなにを作りたいですか?オリジナルインジケーターやオリジナルEAですよね。中には誰かのアイデアを形にするためにMQL言語を活用するというパターンもあるでしょうが、基本的には自分で考えたロジックを具現化するためにMQL言語でプログラミングを進めるわけです。

これこそが、創造であり、映画や小説といった作品を作ることとの共通点なのです。

FXやバイナリーオプションのトレードロジックを考えて、思い通りに動くプログラムを組み、実際に稼働させてみてそのフィードバックをもとに、さらなる改良を加えていく…MQLプログラミングは、アイデアや想像力がいかんなく発揮される作業です。

こんな楽しいこと、ありませんよ!

ちんぷな表現ですが、MQLプログラミングには「モノづくりの楽しさ」が詰まっています。

以前、生産と消費の違いについて語ったことがあります。

”消費”と”生産”の決定的な違い

楽しいこと…と考えた時に、あなたはなにを思い浮かべますか?

旅行? ゲーム? 飲み歩き? ブランド品を買うこと? 美味しい料理を食べること? スポーツ観戦?

…確かに楽しいですよね。でもこれらの行為は全て「消費」なんですね。

誰かが「生産」した商品やサービスを、あなたが「消費」するという行為です。「消費」だから当然お金を使います。

あなたが、自分の老後を「消費」だけに費やすならば、あなたの資産はものすごい勢いで減っていきます。なぜなら「消費」にはコスト(お金)がかかるから。

その一方で、あなたの「消費」を支えるために、商品やサービスを「生産」している人々が存在します。彼らは、多くの人々が消費したくなるような商品やサービスを考えパッケージング化し、世の中に提供しています。

実は、この「生産」こそが「消費」と同等あるいは超越するほどの楽しさをもたらしてくれるってことを知らない人が多いんですね。「生産」は、「創造」「創作」と置き換えても良いでしょう。

クオリティの高い商品やサービスを「消費」することも楽しいですが、それ以上の楽しさを追求したいならば「生産=創造」しかありません。

引用:MQLプログラミングがあなたの”老後”を豊かにする真の理由とは?

MQL言語をいまのうちから習得できれば、一生涯にわたってあなたは「モノづくり」に携わることができるのです。生産すること(創造すること)の楽しさをずっと味わえるのです。

映画のシナリオや小説を書き上げることは難しいかもしれませんが、MQL言語を習得してオリジナルインジケーターやEAを作ることは誰にでもできます、やる気さえあれば。

まとめ:MQLプログラミングは映画や小説を書くことと同じくらい楽しい!

極論かもしれませんが、MQLプログラミングは、(アイデアを形にするという点において)映画や小説のストーリーを作り上げる作業と非常に似ています。

創造性を大いに発揮し、それを具体的な形にするための構成を考え、様々なプロットを駆使して作品に奥行きを加えていく。仮組みしたら試写や試読してみて、編集作業や推敲作業を何度も繰り返すことで作品の完成度を高めていく。その結果、一つの作品(インジケーターやEA)が完成します。

一連の作業は産みの苦しみを伴うので楽しいばかりではありませんが、自分の想像力を発揮してそれを形にする「モノづくり」は、トータルで絶対的な楽しさをもっています。これは作り手だけが知っている楽しさなのですね。

【FX手法】平均足スムーズドの計算式をどこよりも詳しく解説するよ!

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【FX手法】平均足スムーズドの計算式をどこよりも詳しく解説するよ!

【FX手法】平均足スムーズドの計算式をどこよりも詳しく解説するよ!

『平均足スムーズド』の計算式がわからない!”平準化”ってなんなのさ!

平均足スムーズドって聞いたことありますか?

単体で使うというよりは、トレードシステムの中の1つとして組み込まれていることが多い「平均足スムーズド」。海外ではベースとなる平均足よりも「平均足スムーズド」のほうがメジャーだったりします。

今回は、この「平均足スムーズド」(Heiken_Ashi_Smoothed.mq4)をピックアップします。

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4|平均足スムーズド

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4|平均足スムーズド

名前から分かる通り、平均足をスムーズド(Smoothed)=平滑化したインジケーターです。

ところで、平準化ってなんだろう?

みんな知っている平均足スムーズドですが、その計算式を詳しくわかりやすく解説しているサイトって、全然ないんですよね。計算式が記載されていても、なんだか煙に巻いたような解説で、全然親切じゃありません。

そこでこの機会に平均足スムーズドの計算方法を具体的にできるだけわかりやすく噛み砕いて解説していきますね。

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『平均足スムーズド』の計算式をわかりやすく解説するよ!

まずは、平均足スムーズドをどのように算出しているのか?その計算式を解説します。

平均足の計算式は以前紹介しましたね。

『平均足』の計算式を解説するよ!

平均足のイメージはなんとなくわかったけど、具体的にどうやって計算してるの?という疑問にお答えします。

通常、ローソク足は4つのデータ(値)によって表示されますよね。つまり以下の通り。

  1. 当日の始値
  2. 当日の高値
  3. 当日の安値
  4. 当日の終値

平均足も4つのデータ(値)によって表示されるのですが、使用する値がローソク足とは異なります。

まずは1本目(ベース足)の平均足の計算式は次の通り。

  • 始値…1本前のローソク足の(始値+高値+安値+終値)÷4
  • 高値…ローソク足の高値
  • 安値…ローソク足の安値
  • 終値…当日のローソク足(始値+高値+安値+終値)÷4

そして2本目以降〜の平均足の計算式は次の通り。

  • 始値…1本前の平均足の(始値+終値)÷2
  • 高値…ローソク足の高値
  • 安値…ローソク足の安値
  • 終値…当日のローソク足(始値+高値+安値+終値)÷4

引用:【FX手法】平均足とは?どこよりも詳しく解説するよ!

平均足スムーズドは、いわば平均足の平滑化、つまりローソク足を2回も移動平均化して描写しているんですね。

計算式は少しややこしいのですが、理解しやすいように噛み砕いて解説してみます。

『平均足スムーズド』は2つの段階を経て算出する

平均足スムーズドは2つの段階を経て「値」を算出します。

  • 第1段階:4本値から移動平均化した4本値を算出してさらに平均足化する
  • 第2段階:第1段階の4本値をさらに移動平均化して4本値を算出

第1段階、第2段階で使用する「移動平均の種類」「期間」はインジケーターのパラメーターで設定します。

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4のパラメーター初期値は以下の通り。

平均足スムーズドの計算式

平均足スムーズドの計算式

MA化第1段階

  • MAの種類(MaMethod)…2
  • MAの期間(MaPeriod)…6

MA化第2段階

  • MAの種類(MaMethod2)…3
  • MAの期間(MaPeriod2)…2

MAの種類番号は以下のように予め定められています。

  • 0…単純移動平均線(SMA=Simple MA)
  • 1…指数平滑移動平均(EMA=Exponential MA)
  • 2…平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)
  • 3…線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)

つまり、第1段階では期間6で平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)化し、第2段階では期間2で線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)化しているわけですね。

平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)の計算式については、以下の記事にて詳しく記載しています。

【FX手法】移動平均線SMMAの計算式を初心者でもわかりやすく解説するよ!

線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)の計算式については、以下の記事にて詳しく記載しています。

【FX手法】線形加重移動平均線LWMAの計算式をわかりやすく解説するよ!

第1段階:4本値から平均値を算出する

まずは、ローソク足の始値(O=Open)高値(H=High)安値(L=Low)終値(C=Close)の4本値から、期間n(ここでは6)でSMMAした4本値(O1、H1、L1、C1)を算出します。

  • O1=Oを期間6でSMMA化
  • H1=Hを期間6でSMMA化
  • L1=Lを期間6でSMMA化
  • C1=Cを期間6でSMMA化

SMMA化した4本値(O1、H1、L1、C1)を平均足化します。計算方法は、平均足の計算式とほぼ同じですね。

  • O2=(1本前のO1+1本前のC1)÷ 2
  • H2=(O1+C1+H1+L1)÷ 4
  • L2=O1、H1、C1の中から最大値を取得
  • C2=O1、L1、C1の中から最小値を取得

ここまでが第1段階です。

第2段階:算出した4本値をさらに平均化する

第2段階に移ります。先ほど算出した4本値(O2、H2、L2、C2)を、さらに期間n(ここでは2)でLWMAして新たな4本値を算出します。

  • O3=O2を期間2でLWMA化
  • H3=H2を期間2でLWMA化
  • L3=L2を期間2でLWMA化
  • C3=C2を期間2でLWMA化

はい、終了です。ここで算出した4本値(O3、H3、L3、C3)を使って、MetaTrader4チャートにプロット(描写)したものが平均足スムーズドです。

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4|平均足スムーズド

Heiken_Ashi_Smoothed.mq4|平均足スムーズド

かなりややこしいプロセス(計算)を経て平均足スムーズドを描写していることがわかりますね。

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解説ではデフォルトの値を使用しています。つまり第1段階では期間6のSMMA(=Smoothed MA)、そして第2段階では期間2のLWMA(=Liner Weighted MA)。これらはHeiken_Ashi_Smoothed.mq4のパラメーターで変更できます。

次回以降、平均足スムーズの設定方法や手法などを詳しく解説していきますね。

MQLプログラミングの基礎を固めるなら『写経』が最短ルートだ!

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MQLプログラミングの基礎を固めるなら『写経』が最短ルートだ!

MQLプログラミングの基礎を固めるなら『写経』が最短ルートだ!

MQL言語の”基礎”を固める方法を紹介するよ

MQLプログラミング言語の効率的な勉強方法を教えるよ!で、『遅延評価勉強法』(遅延評価学習法)について解説しました。

『遅延評価勉強法』(遅延評価学習法)とは、「まず実践しながら、そのときに必要な知識を、その都度学習する勉強法」です。言い換えれば、インプットとアウトプットを同時並行しておこなう学習スタイルといえます。

MQL言語を学ぶにあたって、『遅延評価勉強法』(遅延評価学習法)が最適なのですが、まったくの初心者がいきなり成果物(オリジナルインジケーターやEA)を作ろうとしても無理がありますよね。やはり、最低限の基礎知識を学んでおく必要があります。

そこで今回は、MQL言語の基礎を固める方法を紹介します。

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基礎を固めるならばソースコードの『写経』が最短ルートだ

MQLの基礎を固める方法、それは良質なソースコードの写経です。ソースコードとは、プログラミング言語で書かれたテキストのことです。そして写経とは、文字を書き写すことです。

プログラミング学習において、ソースコードを写経することは上達の早道と言われています。もちろん、MQL言語においても例外ではありません。

センスのある人(天才)ならば、専門書を読み解くだけで、スラスラとソースコードを書けるようになるのかもしれませんが、凡人の私たちには無理です。

まずは、ソースコードをひたすら写経すること。この繰り返しを経てプログラミングを基礎を固めていくことが、上達への最短ルートです。

写経の利点は”実際に手を動かすこと=アウトプット”にある

写経の利点は”実際に手を動かすこと=アウトプット”にある

写経の利点は”実際に手を動かすこと=アウトプット”にある

ソースコードの写経をおこなう最大のメリットは、実際に手を動かしてキーボードを使ってコードを入力していくことにあります。これって、つまりアウトプット作業ですよね。インプットしながらアウトプットを同時におこなうこと。実は写経も『遅延評価勉強法』(遅延評価学習法)のひとつなのです。

ただたんに参考書(専門書)を読み進める(インプット)という学習ではなく、実際に手を動かしながらアウトプットしていくわけです。この学習方法によって、プログラミング言語の理解度は飛躍的に高まります。

初心者「コードを書き写すだけでスキルアップする…?」

残念ながら、プログラミング初心者ほど、写経学習を軽視します。

写経ってコードを書き写すだけだよね?
こんな簡単な作業でスキルアップなんてするかな?
それよりもどんどん本を読んでいったほうがいいんじゃない?
もしくは何度も繰り返し本を読んだほうが理解が早いんじゃないかな…?
写経なんて面倒なことしなくて、コピペでいいよね?

実践した人にしかわからないことですが、ソースコードの写経によって得られることは非常にたくさんあるんですよね。

そもそも、ソースコードを書き写すこと(写経)って、簡単なようで実は難しいのです。わずか数行のコードを書き写すだけでも、一発で正しく書き写すことは至難の業だったりします。たった一文字のタイプミスでも、プログラムは動かなくなります。テキストは基本すべて英語なので、タイプミスは容易に起こりえます。

入力ミスがあれば、コンパイルしてもエラーを吐き出し、プログラムは動きません。エラーの箇所を探そうとしても簡単に見つからないケースも多いのです。

あれ?どこが間違ってるのかな?一字一句同じに見えるんだけど…?

写経をはじめた最初のうちは、こんなことばかりのはず。どれだけ目を皿のようにしてミスを探しても見つからない…っていうこともザラです。rates_totalrate_totalと書いてしまっていたり、セミコロンが一箇所抜けていたり、{を閉じていなかったり…わずか数行のソースコードの写経ですら、このざまです。数十行〜百数十行のソースコードになれば、もはやお手上げです。

プログラミングにおいてコンパイルエラーは日常茶飯事です。エラーはメッセージとしてアナウンス(ここがエラーですよ!)されます。そのエラーを正しく読み取り修正していくこと。この作業に慣れることも写経の目的の一つです。

基礎を固めるならばソースコードの『写経』が最短ルートだ

基礎を固めるならばソースコードの『写経』が最短ルートだ

MQLソースコードの意味を考えながら写経を繰り返す

  1. MQLコードを写経したら、その都度コンパイルする
  2. コンパイルエラーが出たら、どこが間違っているかをチェックする
  3. 間違いを修正する
  4. エラーがゼロになったらMetaTrader4チャートにて稼働させてみる
  5. 正しく稼働したら次のコードに進む

これら一連の作業を繰り返しおこなうことで、MQL言語の基礎を身につけていくことが可能になります。

ただ、やみくもにソースコードを書き写せば良いというわけでもありません。当たり前ですが、全てのコードには必ず意味があります。一つ一つのコードの意味を考えながら実践に即した感覚でソースコードを書いていく(書き写していく)必要があります。

写経は、野球でいうところのバットの素振りやトスバッティングと同じです。野球では、ひたすら反復練習することでバッティングの「勘」を身につけていきますよね。もちろんやみくもに素振りやトスバッティングしても上達はしません。仮想のピッチャーが投げてくるボールを想定し、それを打つ。タイミングをあわせてバットを振る。こうした意味のある素振りをおこなうことが重要ですよね。

ソースコードの写経も、数だけを目的にたんたんと書き写すのでは意味がありません。実際に自分がプログラミングをしている感覚で意味を考えながらソースコードを書いていく意識が求められます。

頭の中でざっくりとしたソースコードの構成が浮かぶようになる

意味を考えながらMQLコードを書き写す作業を反復することで、1回目の写経で気が付かなかったことに2回めで気が付いたり、この意味なんだっけ?と調べたくなったり、このコードとあのコードって書き方は違うけど同じことができるんだ!と腑に落ちたりここを少し変えてみたらどうなるんだろう?などと面白くなってくるのです。

写経を繰り返しているうちに、ちょっとカスタマイズしたくなったりもします。ラインの色を変えてみたり、教本にのっていないインジケーター(例えばMACDやRSIなど)を作ってみたくなります。

写経を繰り返すことで、多くの気付きが得られます。どんな複雑なコードも突き詰めればシンプルな文法によって構成されていることが理解できるのです

インジケーターとEAではプログラミングの構成が異なりますが、写経の反復によって各々のプログラム基本構成が自然と身につきます。EAもインジケーターも、いくつかの基本文法の集合体なのだと腑に落ちます。

写経によって大きな自信も得られます。最初は複雑難解だった呪文のようなソースコードが、いつのまにかスラスラと読み解くことができるようになるのです。

写経は、いわばプログラム勘を鍛えるための「素振り」のようなものなのですね。

次回、MQL言語の写経の具体的な手順を解説します。


写経学習に適した『良質なMQL言語ソースコード』はどこにある?

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写経学習に適した『良質なMQL言語ソースコード』はどこにある?

写経学習に適した『良質なMQL言語ソースコード』はどこにある?

良質なMQL言語のソースコードとは?

前回の記事『MQLプログラミングの基礎を固めるなら『写経』が最短ルートだ!』にて、写経学習の重要性と効果について解説しました。

さて、写経するにあたってまずやるべきことは、良質なMQL言語のソースコードを見つけてくることです。いわば「教本」ですね。

良質なソースコードとは、シンプルかつ文法的に正しく記述されていること。もちろん、正常に動作することが確認されているコードであるべきですね。さらに、ソースコードの意味も同時に学ぶことができ、学習者のレベルに応じて難易度の異なる課題が段階的に用意されているもの。これがベストです。

写経に適した良質なソースコードの条件
  1. シンプルかつ文法的に正しく記述されていること
  2. 正常に動作することが確認できること
  3. ソースコードの解説があること
  4. 学習レベルに応じた難易度の異なる課題が用意されていること

写経学習に適した『良質なMQL言語ソースコード』はどこにある?

MQL言語のソースコードは、あなたの手元に大量にあります。そうですね、MetaTrader4に初期にインストールされているインジケーターです。基本的なインジケーターはもちろんのこと、複雑なものも最初から用意されています。さらに、Googleなどで「◯◯◯.mq4」で検索すれば、MQL言語のソースコードを大量に見つけることができます。

しかしながら、それらのコードは写経学習に適した『良質なMQL言語ソースコード』の条件を満たしていません。

写経に適した良質なMQL言語ソースコードの条件
  1. シンプルかつ文法的に正しく記述されていること
  2. 正常に動作することが確認できること
  3. ソースコードの解説があること
  4. 学習レベルに応じた難易度の異なる課題が用意されていること

これらの条件を満たすソースコードは、やはり専門書がおすすめです。一押しは、何度も紹介している豊嶋久道氏の書籍ですね。

『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』

豊嶋 久道(著)・2015年11月1日出版
【Kindle版】900円(Kindle Unlimited会員は無料)

『新MT4対応ライブラリによるメタトレーダーEA実践プログラミング』

豊嶋 久道(著)・2017年3月13日出版
【Kindle版】500円(Kindle Unlimited会員は無料)

『メタトレーダー4&5共通ライブラリによるEA開発入門』

豊嶋 久道(著)・2019年11月15日出版
【Kindle版】500円(Kindle Unlimited会員は無料)

上に挙げた3冊には良質なコードが満載です。しかも解説付き。さらに学習レベルに合わせて段階的にソースコードの難易度が高くなるよう構成されています。

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31個ものMQLソースコードが用意されているぞ!

例えば『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』の中には、以下のソースコードが収納されています。

スクリプトのソースコード

  1. ex1_scr.mq4(「Hello, world!」を表示させる)
  2. ex2_scr.mq4(売値と買値を表⽰させる)
  3. ex3_scr.mq4(バーの四本値を表⽰させる)
  4. ex4_scr.mq4(定義済み変数を表⽰させる)
  5. ex5_scr.mq4(変数の宣⾔)
  6. ex6_scr.mq4(変数への値の代⼊)
  7. ex7_scr.mq4(組み込み関数)
  8. ex8_scr.mq4(成⾏買い注⽂のスクリプト)
  9. ex9_scr.mq4(成⾏売り注⽂のスクリプト)
  10. ex10_scr.mq4(⼝座情報を表示させる)
  11. ex11_scr.mq4(決済注文のスクリプト)

インジケーターのソースコード

  1. ex1_ind.mq4(指標のプロット)
  2. ex2_ind.mq4(指標の太さの設定)
  3. ex3_ind.mq4(指標の計算例)
  4. ex4_ind.mq4(for⽂の書き⽅)
  5. ex5_ind.mq4(チャート全体にプロット)
  6. ex6_ind.mq4(移動平均インジケーターを作る)
  7. ex7_ind.mq4(モメンタムインジケーターを作る)
  8. ex8_ind.mq4(ボリバンインジケーターを作る)
  9. ex9_ind.mq4(独自インジケーターを作る=平滑化)
  10. ex10_ind.mq4(独自インジケーターを作る=適応化)

EAのソースコード

  1. ex1_ea.mq4(EAの決済注⽂の書き⽅)
  2. ex2_ea.mq4(移動平均を使った順張りEAを作る)
  3. ex3_ea.mq4(カスタム指標を使ったEAを作る)
  4. ex4_ea.mq4(ボリバンを使った逆張りEAを作る)
  5. ex5_ea.mq4(損切り幅・利⾷い幅を設定したEAを作る)
  6. ex6_ea.mq4(決済シグナルを追加したEAを作る)
  7. ex7_ea.mq4(EA不具合の確認方法)
  8. ex8_ea.mq4(EA最適化のための設定方法)
  9. ex9_ea.mq4(チャート上にEAの売買位置を表示させる)
  10. ex10_ea.mq4(EAの売買を通知させる方法)

全部で31個のソースコードが用意されています。これらのソースコードは、簡単なものから徐々に難易度の高いもの…というように段階的に学習できるように構成されています。各ソースコードの解説も詳しく説明されています。

『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』に掲載されているソースコードをメタエディタで書き写し(写経し)、コンパイル(コンピューター言語に翻訳)すれば、MetaTrader4上で実際に稼働させることができます。

つまり、写経に適した良質なソースコードの条件を十分に満たしているのですね。

写経に適した良質なMQL言語ソースコードの条件
  1. シンプルかつ文法的に正しく記述されていること
  2. 正常に動作することが確認できること
  3. ソースコードの解説があること
  4. 学習レベルに応じた難易度の異なる課題が用意されていること

しかも上に挙げた3冊はどれもKindle本です。書籍中のソースコード(サンプル)には全てリンクが貼ってあり、リンクをクリックするとソースコードが記載されているWEBサイトへアクセスすることができるのです。Kindle版の書籍だからこそ可能な利点ですね。

良質なMQL言語ソースコードは豊嶋久道氏の書籍だけで十分だ

良質なMQL言語ソースコードは豊嶋久道氏の書籍だけで十分だ

まとめ:良質なMQL言語ソースコードは豊嶋久道氏の書籍だけで十分だ

MQL言語初心者が写経学習するならば、とりあえずは豊嶋久道氏の書籍『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』があれば十分です。全部で31個ものソースコードが用意されています。

これらのソースコードを教本として、写経学習すれば初心者レベルはすぐに脱出可能です。わざわざ他のソースコードを探す必要はありません。

次回は、具体的な写経学習の方法について解説していきますね。

MQL言語”写経学習”の具体的実践法を解説するよ!

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MQL言語”写経学習”の具体的実践法を解説するよ!

MQL言語”写経学習”の具体的実践法を解説するよ!

MQL言語”写経学習”の具体的実践法を解説するよ!

MQL言語習得の初期段階に「写経学習」が最適であることを繰り返し述べてきました。

さて今回は、実際にどのように写経学習を進めていくか、その具体的実践法を解説していきます。

1.教本を用意する

写経学習でおすすめできるMQL初心者向けの書籍(教本)は、『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』です。

Kindle Unlimited会員ならば、無料です。非会員でも900円で購入できます。注意点としては「Kindle形式の書籍」しか用意されていない点ですね。紙の本はありませんので、パソコンやスマホ・タブレットなどにKindleアプリをインストールした上で、『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』を購入する必要があります。

2.PCでMetaEditor(メタエディタ)を立ち上げる

では、さっそく教本を読み進めるわけですが、そのまえにパソコンでMetaEditor(メタエディタ)を立ち上げましょう。まずはMQLプログラミング環境を整えよう!の中でMetaEditorの準備方法について解説しています。

最初の一読目は、流し読みするだけでOKじゃないの?と思われるかもしれませんが、そんなことしていては効率の良い学習はできません。最初から、MetaEditor(メタエディタ)で写経を始める!これがベストです。

そのために、まずはパソコンでMetaEditor(メタエディタ)を起動させておく必要があるのです。ですので、パソコンがない場所で『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』を読み進めることはおすすめできません。面倒でもパソコンを立ち上げた状態で、いつでも写経できるよう準備しておくべき。

3.書籍を読み進めながら、掲載されているソースコードをMetaEditor(メタエディタ)で一字一句打ち込んでいく

さて、準備がてきたら『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』を読み進めましょう。最初(第1章)は基本的な内容が中心であり、Editorの出番はありません。このあたりは難易度が高くないのでさらっと読み進めましょう。

第2章からいよいよソースコード(MQLプログラミング言語で記述されたテキスト)が登場します。とはいっても、非常に短く簡単なコードです。ちょっと引用してみましょう。

#property strict

void OnStart()
{
   Print("Hello, world!");
}

※引用:『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』

わずか5行のソースコードです。

このソースコードをあなたのPCのMetaEditorにキーボードを使って打ち込んでいきます。

4.打ち込み終わったら「コンパイル」

一字一句全て打ち込み終わったら、コンパイルという行程をおこないます。コンパイルとは、先ほど打ち込んだソ ースファイルを「実⾏ファイル」に変換することです。実行ファイルに変換することで、初めてMetaTraderで稼働させることができるのです。

5.エラーメッセージが出たら間違いを探し修正する

初めてプログラミング言語を入力する人にとって、わずか数行のソースコードですら打ち間違いをしてしまうことが多いのですね。

わずか1つでもミスがあれば、コンパイルしてもエラーとなります。スペルミスや、文字欠け、全角スペースを入れてしまった…など様々なミスがあります。

エラーが表示されたら、必ずそのエラー箇所を見つけ出して、ミスを修正します。この作業は結構面倒ですが、絶対に行う必要があります。そもそもプログラミングはミス(エラー)との戦いでもあります。ミス・不具合箇所を見つけ出し潰していく、この過程は今後も避けては通れないのですね。なので、今のうちから慣れておく必要があります。

ミスを見つけて修正する、この面倒な作業を繰り返すことで、ミスの傾向が徐々につかめてきます。

6.コンパイルしたら必ずMetaTrader4上で実行してみること

コンパイルしてエラーが出なければ、実行ファイルへの変換が成功しています。そのファイルをMetaTrader4上で実行してみましょう。書籍にある通りの動きが確認できれば成功です。

この行程も必須です。なぜならコンパイルに成功しても(エラーがゼロでも)、入力間違いによって正しく実行されないケースがあるからです。MetaTrader4で意図した動きが確認できなければ、もう一度教本のソースコードとあなたが入力したソースコードを見比べてみます。

7.意図した動きが確認できれば、そのソースコードの1回目の写経完了

さてMetaTrader4上で、意図した動きが確認できれば、そのソースコードの写経は完了です。書籍を読み進め、次のソースコードに移りましょう。徐々に入力するテキストも長くなり、複雑になってきます。

『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』を1周したときには、全部で31個のソースコードを写経したことになります。

31個のソースコードを入力すれば、MQL言語のおおまかな概念が理解できるようになります。インジケーターやEAの構成も頭の中に浮かぶくらいまで成長できるはず。この段階で、未知のMQLソースコード(インジケーターやEAのソースコード)に接しても、だいたいの構成が理解できるはず。これはかなりの自信になります。

ただし、できれば『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』を1周で終わらせるのではなく、できれば3周はしてほしいです。数回繰り返すことで、1回目では気付かなかった新たな発見があったりするからです。当然1周目よりは2周目のほうが、2周目よりは3周目のほうが、よりスピーディに写経することができるようになります。

写経を3周繰り返したら、この本は卒業です。次の書籍『新MT4対応ライブラリによるメタトレーダーEA実践プログラミング』に移りましょう。

本気で取り組むならば、写経は1週間で済むはず

あなたが本気でMQL習得に取り組むつもりならば、1日2時間程度をMQL学習にあてましょう。そうすれば、『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』の写経(1周)は1週間で済むはずです。3周繰り返しても、たったの3週間です。しかも2周目・3周目はもっと早く終えられるはず。1ヶ月で1冊を終わらせ、次の月で別の書籍に取り組む。3ヶ月で3冊を終えれば、あなたはMQL初心者を卒業です。

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【注意】暗記することが目的ではない!

実践の注意点として一つ覚えておいてほしいのですが、写経はソースコードを暗記することが目的ではありません。【超初心者向け】MQLプログラミング言語の効率的な勉強方法を教えるよ!でも解説しましたが、プログラミングに暗記は必要ありません。

なにも見ずにいきなりソースコードを書き上げることができる人など、プロの中でもごくわずかです。暗記しなくても、忘れたところはググればOKなのです。暗記よりも大切なことは理解です。MQL言語のアウトラインや、インジケーター・EAの構成(仕組み)に慣れることが目的です。

肩の力を抜いて、写経に取り組みましょう。

【補足】予測変換機能について…

ところで、プログラミングエディタには、予測変換機能が備わっています。たとえば最初の「#property」をキーボードで打ち込もうとした際に、最初の3文字「#pr」を打ち込んだだけで「#property」と自動的に候補を表示してくれます。そのままENTERキーを押せば、「#property」と入力されます。非常に便利な機能であり、入力効率を飛躍的に高めてくれます。

便利な機能ではあるのですが、写経時はこの機能を使うべきではないと主張する人もいるようです。つまり予測変換されても一字一句打ち込んでいくことが大切であると…その一方で、最初から予測変換をガンガンに使っていくほうが良い!と考えている人もいるみたいで、どちらが正しいのか難しいところ。

結論としては、予測変換はどんどん使っていいってかまわないと考えています。いずれオリジナルのソースコードを入力していくようになれば当然予測変換機能は使っていくわけですから、学習初期段階から慣れておいたほうが良いです。

より複雑なソースコードを入力する歳は、変換候補もたくさん表示されるようになります。例えば、「Ord…」と入力すれば、

  • OrderClose
  • OrderSelect
  • OrderSend
  • OrderLots
  • OrderSwap
  • OrderModify
  • …(全部で20個くらいの候補)

など大量の変換候補(関数)が表示されます。とはいえよく使うものは限られているので、大量の候補の中から素早く必要なコードを見つけて選択し、ENTERキーをすばやく押す…この一連の流れを覚え込ませるためにも、変換候補機能はどんどん使うべきです。

トワイライトゾーンFXの奥村尚氏が寄稿した『ダイヤモンド・オンライン』の記事がアクセスランキング第2位の快挙!

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トワイライトゾーンFXの奥村尚氏『ダイヤモンド・オンライン』へ寄稿

トワイライトゾーンFXの奥村尚氏『ダイヤモンド・オンライン』へ寄稿

トワイライトゾーンFXの奥村尚氏の”出自”の確かさを裏付ける事実を紹介

当サイトで高評価の『マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”』。その開発者である奥村尚(おくむらひさし)氏の出自の確かさについてはマーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”【購入レビュー】でも述べました。

開発者の奥村尚(おくむらひさし)氏の経歴を確認すると、日興証券出身の起業家とありますね。奥村尚(おくむらひさし)氏が代表を務める「トリオアセットマネジメント株式会社」は金融商品取引業者(関東財務局長(金商)第2829号)です。どこかのぽっと出の商材屋とは一線を画します。

奥村尚(おくむらひさし)氏本人の信頼性の高さを裏付ける事実を紹介します。

株式会社ダイヤモンド社が運営する『ダイヤモンド・オンライン(DOL)』にて、奥村尚(おくむらひさし)氏による寄稿文が掲載されています。

全部で4本の寄稿です。内容は株式投資関連のものが中心です。

最新の『定年後の年金生活準備「2000万円不足世帯」は毎月いくら積み立てるべきか』は、昨日(2020年6月24日)のアクセスランキングで第2位

”1億総老後崩壊”の時代〜日本の高齢者の9割が下流化する!

【格差社会】すべての中流家庭が100%『貧困化』するこれだけの理由

85歳から死ぬまでは、日本人のほぼ全員が「生活保護」…という恐ろしい社会が目の前に迫っている

年金は「長生きするリスク」に対してかける保険である|竹中平蔵

2020年:【最新】FX情報商材ランキング発表
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最初はタイアップ広告かな?と思いましたが、どうもそうではなさそうです。『ダイヤモンド・オンライン』は書籍の宣伝(タイアップ広告)などでよく使われることが多いのですが、奥村尚(おくむらひさし)氏の記事は『ダイヤモンド・オンライン(DOL)』のタイアップ広告の表示形態と異なります。いわゆる寄稿ですね。正式にはDOL特別レポートという形での寄稿です。DOL特別レポートについては以下のように定義されています。

内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。

識者・専門家による寄稿とありますね。奥村尚(おくむらひさし)氏を投資分野の専門家として認めた上での記事掲載ということでしょう。記事の内容についての判断は、読んだ人におまかせします。

ちなみに『ダイヤモンド・オンライン』タイアップ広告記事とは以下のようなものです。

対談形式やインタビュー形式で構成された記事が多く、文中・文末で広告リンクを掲載するフォーマットが多いですね。

開発者の専門性の高さとFX商材の信頼度が正比例するとは限らないが…

ただ、開発者の専門性の高さとFX商材の信頼度が正比例するとは限りません。

とはいえ、少なくとも開発者である奥村尚(おくむらひさし)氏の信頼性の高さはそれなりに担保されていますので、他のFX商材と違って安心感はありますよね。

マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”
マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”
商品名:マーケットの魔術師 奥村尚の “トワイライトゾーン”
販売元:トリオアセットマネジメント株式会社
開発者:奥村尚(おくむらひさし)
発売日:2020/5/22
https://okumura-fx.com/公式サイト
S評価

極めて”斬新かつ独創的なロジック”をベースにした驚くべきインジケーター
ノイズの”異常値”を瞬時に刈り取ることに特化し、それをわずか2本のラインに落とし込む開発者のセンスに感服する
シンプル&明快な”ちょい勝ちお手軽ツール”という印象だ
ダマシは避けられないため勝率は60〜70%程度だが、ストップは浅いので負けてもダメージは少ない
シンプルツールは汎用性が高く、アレンジ次第ではもっと利幅を伸ばせる可能性を秘めている

見た目からは想像できないが、中身(ロジック)は非常に斬新で論理的なツールだ。

複雑で高度なロジックを、たった2本の線(赤色と青色の並行線)で表現するところに開発者:奥村尚(おくむらひさし)氏のセンスを感じさせるFX商材。

相場のノイズにおける異常値(上昇圧や下落圧)を瞬時に察知して、サクッと刈り取ることを目的としたロジック。空き時間にさっとチャート画面を開いて、ブレイクしたらすぐにENTRY。サクッと勝ち逃げできるようなお手軽ツール…という印象だ。チャート画面は究極的にシンプル、ルールも明快で取引に迷うことはない。

順張りブレイクアウト手法だが、大きな利幅を狙うためのロジックではない。あくまでもサクッと小さな利幅を抜き取るためのツール。ダマシを100%避けることは不可能なので勝率は60%、よくて70%程度だろう。ダマシは必要経費と考える心の余裕は必要。

シンプルであるがゆえツールの汎用性はかなり高い。本ツールのみでも優位性の高いトレードは可能だが、トワイライトゾーンインジケーターを環境認識ツールの一つとして使うのもアリ。チャートに常時表示させておきたいツールだ。

BO(バイナリーオプション)に威力を発揮する

相場ノイズの”異常値”を瞬時に刈り取ることを目的としたツールであるため、BO(バイナリーオプション)にも十分に使ええる。BOユーザーにも超絶オススメできるFX商材だ。

買って損はない。

Amazon「Kindle Unlimited」が2ヶ月99円で『MQL言語専門書』を読み放題!

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特別キャンペーンとは、通常1ヶ月980円の「Kindle Unlimited」が、なんと2ヶ月で99円という大特価なのです。

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当サイトでおすすめしている「豊嶋 久道」氏の以下の書籍もKindle Unlimitedで無料購読できます。

※Kindle Unlimited対応書籍は定期的に入れ替えがあるようですので、以下の情報は現時点(2020年6月28日)でのものです。

『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』

豊嶋 久道(著)・2015年11月1日出版
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これら3冊が、2ヶ月でたったの99円で読み放題です。もはやKindle Unlimitedに入らない理由はありません。

各書籍の詳細については以下の記事をお読みください。

MQLプログラミング言語の解説書(本)を紹介するよ!

『投資関連書籍』もKindle Unlimitedに対応したものが多い

MQLプログラミング書籍だけでなく、投資に関連した書籍にもKindle Unlimitedに対応したものが多いです。例えば以下の書籍など。

※Kindle Unlimited対応書籍は定期的に入れ替えがあるようですので、以下の情報は現時点(2020年6月28日)でのものです。

まずは必読の7冊!0円で読めることに感謝!

最初に紹介するの投資の世界で有名な書籍です。これらを実質無料で読めるなんて、素晴らしいですね。

『ゾーン ウィザード・ブックシリーズ』

必読!投資をやるなら読みましょう。

『ゾーン 最終章 トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスの最後のアドバイス』

上の『ゾーン』を読んでおけばOKですが、興味があればどうぞ。

『マーケットの魔術師』

読みましょう。こんな名書が無料ですよ!

『FX最強チャート GMMAの真実』

GMMAを学ぶならば避けては通れない実践書。詳しくは以下の記事をお読みください。

『FXスキャルピング』

ボルマン理論の提唱者であるBob Volman(ボブ・ボルマン)の書籍も、Kindle Unlimitedで無料で読めるのです!

ねえ、まだボルマンの『FXスキャルピング』読んでないの?

『ボリンジャーバンドを使いこなせばFXはカンタンに稼げる!2019年最新版』

ボリンジャーバンド関連の中では評価の高い書籍です。ボリバンを活用した複数のトレーダーの手法を解説しています。

賢明なる投資家 ウィザード・ブックシリーズ10』

名書です。読みましょう。

その他、Kindle Unlimitedで無料購読できる投資本(一部です)

『マンガでまるっとわかる! FXの教科書 カラー版』

『一番やさしいFXの教科書』

『元メガバンク為替ディーラーが教えるFX超入門講座』

『最短で1億円を築く FXの稼ぎ技 230』

『2019年版 最短で1億円を築く FXの稼ぎ技』

『超入門24時間まかせて稼ぐFX戦略投資』

『FX待ち伏せトレード: ローソク足の高値安値にワナを仕掛ける』

『FX市場を創った男たち ──外国為替市場の歴史とディーラーたちの足跡』

『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』

『億万長者 専門学校 実践編』

『元ヘッジファンドマネージャーが教える、初心者のための投資の極意: もう2度と失敗しない!騙されない!』

『カラー版 マンガでまるっとわかる! 株の教科書 [資産運用勉強シリーズ]』

『世界一わかりやすい!株価チャート実践帳』

『超入門 株の教科書』

『11才の僕に母は投資を教えてくれた』

『60歳から10万円で始める「高配当株」投資術』

2ヶ月99円という破格のキャンペーンは今日(2020年6月28日)まで!

Kindle Unlimitedの99円キャンペーンは今日までです。この機会に是非、入会することをおすすめします。

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投資本だけでなく、一般書籍・文芸書・漫画本などもKindle Unlimitedに対応したものが多いです。おすすめですよ。

MQL言語初心者が初見でつまづきやすい「forの定型文」について解説するよ!

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MQL言語初心者が初見でつまづきやすい「forの定型文」について解説するよ!

MQL言語初心者が初見でつまづきやすい「forの定型文」について解説するよ!

”MQL言語初見殺し”の「forを使った定型文」

MQLプログラミング言語、学習していますか?

今回は、MQL言語の学習者が初見でつまづく「forを使った定型文」について解説します。

つまづく…というよりは混乱すると書いたほうが正しいかもしれませんね。

オリジナル・インジケーターを作る際に欠かせない「for()文」。いわゆる繰り返し(ループ処理)をおこなうための命令文ですね。

オーソドックスなインジケーターをチャート上に表示させるには、全てのローソク足に値をプロットしていかなくてはいけません。そのためにMQLプログラムでは繰り返し=for()文を使用することが一般的です。

for文は以下のように記述します。

for(初期化; 条件式; 更新式)
{
処理;
}

で、このfor文をどこに使うかといえば、チャート上の全てのローソク足に値(グラフやバーなど)をプロットする際の繰り返し部分です。MetaTrader4のチャート上のローソク足ってたくさんありますよね。だから最初に決めておいた計算式を、「ローソク足本数分繰り返しなさい」という命令文を書くわけです。これら「forを使った定型文」は、インジケーターを構成する重要なソースコードの一つです。

ところが、この命令文(for文)の書き方が色々と存在するために、初心者が「あれ?どれが正しいの?」と戸惑ってしまいます。

そもそもプログラムは、同じことをするための書き方(ソースコード)が色々と存在します。目的は同じでもプログラミングのやり方は人それぞれなのですね。もちろんシンプルで誰が見ても理解しやすく破綻のないソースコードがベストです。

この「forを使った定型文」=「全ローソク足を一巡して計算をおこなう処理」の書き方を、いくつか取り上げてみましょう。

forを使ったループ処理定型文【その1】

まずは、『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』から引用します。

豊嶋 久道(著)・2015年11月1日出版
【Kindle版】900円(Kindle Unlimited会員は無料)

int limit = rates_total - prev_calculated; 
for(int i = 0; i < limit; i++)
{
処理;
}
return(rates_total-1);

limitを変数として宣言しておき、そこにrates_total(=ローソク足の総数)からprev_calculated(=計算済みのローソク足の数)を引いた値を入れておきます。

ローソク足が100本あるとして(rates_total=100)、最初は1本も計算していないのでprev_calculated(=計算済みのローソク足の数)はゼロですよね。なので、limitは100です。2回目以降のループ処理では、新しくできたローソク足だけを計算しましょう(rates_total – prev_calculated)、ということです。ティックが変わるたびに全ローソク足を計算するのは無駄が多いし負荷がかかります。なので新足のみを計算するわけです。

for(int i=0; i<limit; i++)で、0からスタートしlimitが99になるまで1本づつ増やしながら(i++)、ループ処理をおこなっていく…という命令文ですね。

最後のreturn(rates_total-1)の意味がやや難しいのですが、一度全てのローソク足をプロット後に、新しくできたローソク足の処理(つまり2回目以降の処理)をする際に、新足のみを計算させるためにreturn(rates_total-1)と書いています。仮に100本のローソク足があるとすれば、1を引くことでprev_calculatedに99を入れるためですね。そうすればrates_total(100) – prev_calculated(99)=1となるので、limitは1となります。結果、最新のローソク足(i < limitまでだから、0番)のみを計算することができるようになるのですね。

forを使ったループ処理定型文【その2】

さて、同じような処理を別の書き方で表したものを見てみましょう。※厳密に言えば同じ処理ではありません。似たような処理と考えてください。

以下のソースコードはMT4のベテランHTさんが動画内で紹介されていたものです。

int limit = Bars - IndicatorCounted() -1;
if(limit < 1)limit = 1;
for(int i = limit; i >= 0; i--)
{
処理;
}

Bars(=チャートの最大ローソク足総数)からIndicatorCounted()(=変化していないローソク足の本数、最初は0,2回め以降は計算済みの本数が入る=確定足)を引き、さらにマイナス1したものをlimitに入れます。ローソク足の総数が100本(0〜99番)ならば、最初は100-0-1=99、limitは99になりますね。つまり一番左側の古いローソク足(=99番)がlimitに代入されます。

for文では、99からスタートして、ゼロになるまで1本ずつマイナスしながらループ処理をおこなっています。

新しいローソク足が完成すればBarsは101になり、IndicatorCounted()は100となりますね。limitは101−100−1=0となります。しかし「if(limit < 1)limit = 1;」によって、limitは1になります。

本来ならば、最新の足(つまり0番)のみを計算すればOKなのですが、データ(値)の正確性を担保するために、「if(limit < 1)limit = 1;」を加えて最新のローソク足(0番)とその次に古い足(1番)を計算する処理をおこなっています。

forを使ったループ処理定型文【その3】

もう一つ、You TubeでMQL言語の初心者向け解説をおこなっている「キャンドルマツ」さんの動画から、同じ部分を取り出してみます。

int limit = Bars - IndicatorCounted() -1;
for(int i = limit; i >= 0; i--)
{
処理;
}

HTさんのソースコードと似ていますね。上から2行目のコード(if(limit < 1)limit = 1;)が欠けてるだけで、あとは全く同じです。

最初は、チャート上のローソク足の総数Barslimitに入れ、次回以降は「変化したバーの数」マイナス1がlimitに代入されます。「キャンドルマツ」さんの説明によれば、「−1」はバグ調整であるとのこと。 IndicatorCounted()のバグによって、Bars – IndicatorCounted()で2本のローソク足が残る可能性があるので、そこから「−1」してlimitは常に1になるようにしているとの説明です。(このバグ説明が私にはよく理解できませんでした…すみません。MT4のバグによってBars – IndicatorCounted()が正しい値を返してくれないということかもしれません。)結果、常に2本の足(0番と1番)を繰り返し計算してプロットすることになります。

HTさんと同じように最新のローソク足から過去に向かって計算を進めるソースコードです。最初に紹介した『新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門』のソースコードは、過去のローソク足(一番古いローソク足)を起点にして、徐々に新しいローソク足へと計算をすすめるソースコードです。

forを使ったループ処理定型文【その4】

ネットで検索すれば、以下のようなソースコードを見かけたりすることもあります。

int limit = Bars - IndicatorCounted();
for(int i = 0; i < limit; i++)
{
処理;
}
int limit = Bars - IndicatorCounted();
for(int i = limit - 1; i >= 0; i--)
{
処理;
}

すごくシンプルですね。どちらのソースコードも、2回目以降は0番目(=最新のローソク足)のみを計算する処理です。

最新のローソク足から過去に向かって計算を進めるのか、それとも過去のローソク足(一番古いローソク足)を起点にして、徐々に新しいローソク足へと計算をすすめるのかは、作りたいインジケーターによって変わったりします。

まとめ:人によって微妙にコードの書き方が異なる

上に挙げたとおり、プログラマーによって微妙にコードの書き方が異なったり、作りたいインジケーターによって計算方法が異なったりと、MQL初心者(プログラミング初心者)にとってはかなりの関門です。

頭がかたすぎたり融通がきかな場合、こうした違いにいちいち悩まされたりするんですよね。まずは、(プログラミングとはこういうものだ)と思って、学習を進めるしかありません。

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