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凄技!バイナリー【検証とレビュー】
※2020年9月25日(金)25時59分で販売終了します。
※本記事は2018年4月1日に執筆し、2020年9月24日に一部加筆しています。
『凄技!バイナリー』検証とレビュー
クロスリテイリング社がバイナリーオプション商材をリリース
FX商材の大御所である「クロスリテイリング社」がバイナリーオプション商材をリリースしました。その名も『凄技!バイナリー』。
バイナリーオプションに対する風当たりが日に日に強まっている
ここ数年、全世界的にバイナリーオプションに対する逆風が吹き荒れています。Facebookに続き、Googleまでもがバイナリーオプションに関する広告(AdWords)を規制すると発表しました。
金融サービス: 制限付き金融商品に関する新しいポリシー(2018年6月)
金融サービスに関するポリシーが 2018 年 6 月に更新され、差金決済取引、ローリング スポット FX、金融スプレッド ベッティングの宣伝が制限されるほか、次についての広告は配信できなくなります。
- バイナリー オプションとその類似商品
- 暗号通貨および関連コンテンツ(イニシャル コイン オファリング、暗号通貨為替、暗号通貨ウォレット、暗号通貨売買に関するアドバイスを含むがこれに限定されない
引用:AdWords 広告掲載のポリシー ヘルプ
Facebookのバイナリーオプションに対する広告規制は以下の通り。
29. 禁止されている金融商品や金融サービス
ポリシー
広告では、誤解を招く宣伝や詐欺的な宣伝と結びつけられることの多い金融商品および金融サービスを宣伝してはいけません。具体的にはバイナリーオプション、新規仮想通貨公開、暗号通貨などです。
引用:Facebook広告ポリシー
GoogleもFacebookも、バイナリーオプションというサービスそのものを否定しているわけではなく、バイナリーオプションの周辺が「胡散(うさん)臭い」から広告規制するわけです。BO関連の商品やサービスに「誤解」を招くものが多く、「詐欺的な宣伝」と結び付けられることが多いことが規制の主な理由です。
ちなみに、Apple社もバイナリーオプションアプリの禁止を発表しています。
Apple「おまいら、今日からバイナリーオプション禁止ね」
日本人は無知な”カモ”
世界のネット広告を支配する2巨頭(Google、Facebook)がバイナリーオプション広告を規制する。これはかなりのインパクトがあります。とはいえ、この事実を知らない日本人も多そうです。
そもそもバイナリーオプションの本質はギャンブル(賭博)です。それをあたかも「投資行為」であるかのようにユーザーを洗脳し、お金を吸い上げるBO業界の一部(モラルの低い業界関係者やオプザイルなど)に問題があります。日本人の金融リテラシーの低さもそれに拍車をかけ、結果的に”カモ”にされる人が後を絶ちません。
『凄技!バイナリー』はバイナリーオプションの”両建て手法”だ
バイナリーオプションの両建てテクニック
『凄技!バイナリー』の手法は、バイナリーオプションの両建てテクニックです。その手法は販売ページ内で包み隠さず動画にて解説されています。
両建ては、上と下同時に賭けることでリスクを低減し、利益を出すためのロジックです。FX取引では比較的よく知られている手法であり、当サイトでも過去に両建てロジックの商材をレビューしています。
ツナギ売り実践塾~勝率9割!損切り不要のFX投資術 【検証とレビュー】
【FX手法】両建て戦略の具体的な手法とメリット・リスクを語るよ
『凄技!バイナリー』の両建て手法は理論的には可能
『凄技!バイナリー』での両建て手法は以下の動画を見れば、おおよそのロジックを理解することができます。
ごらんの通り、ロジックに破綻はなく理論的には可能な手法です。
バイナリーオプションの両建て手法について考察する
『凄技!バイナリー』に関するレビューはここではひとまず置いておきます。ここからは、バイナリーオプションの両建て手法の優位性について考察します。
GMOクリック「外為オプション」の仕組みをおさらい
『凄技!バイナリー』ではGMOクリック証券が提供する「外為オプション」を推奨していますので、ここでも「外為オプション」をモデルにして解説します。
まず「外為オプション」の仕組みを、ざっくりとおさらいします。GMOの「外為オプション」はラダーオプションの一種であり、一定時間後の相場の方向性を予測する取引です。取引スタイル(シングル・マルチなど)によってルール上の細かな違いはありますが、基本的な考え方(一定時間後の相場の方向性を予測する取引であること)は変わりません。
バイナリーオプションの本質はギャンブルなので、競馬のような賭け事に例えるとその仕組みがよくわかります。
- 購入価格(プレミアム) → 掛け金
- ペイアウト額 → 払戻金額
- ペイアウト率 → オッズ
バイナリーの重要な要素である「ペイアウト率」は、いわば競馬の「オッズ」のようなものと理解すればおおむね間違っていません。
「外為オプション」のペイアウト額(払戻金額)は1000円(オプション1枚あたり)で固定されています。ではペイアウト率はどのように算出するのか?以下の式で算出できます。
ペイアウト率 = ペイアウト額(払戻額) ÷ 購入価格(掛け金)
仮に購入価格(=掛け金)が500円ならば…
ペイアウト率 = 1000円 ÷ 500円 = 2.0
ペイアウト率は2.0倍となります。
購入価格(=掛け金)が700円ならば…
ペイアウト率 = 1000円 ÷ 700円 = 1.42
ペイアウト率は1.42倍となります。
購入価格(=掛け金)は目標レートと現在レートとの乖離幅によって決定されます。
- 目標レートが現在レートから遠い → 購入価格は安くなる(ペイアウト率が上昇)
- 目標レートが現在レートから近い → 購入価格は高くなる(ペイアウト率が下落)
これは感覚的に理解できますね。目標レートが現在レートに近ければヒットしやすいので購入価格(掛け金)は上昇し、その結果ペイアウト率(オッズ)は下落します。(例:購入価格800円、払戻額1000円、ペイアウト率1.25)
一方、目標レートが現在レートから遠く離れていれば、ヒットする確率は下がります。その結果、購入価格(掛け金)は下落し、ペイアウト率(オッズ)は上昇します。(例:購入価格400円、払戻額1000円、ペイアウト率2.5)
ここまでがGMOの「外為オプション」の簡単な”おさらい”となります。
バイナリーオプションで「両建て」して利益が出る場面は極めて”限定的”
さて、それでは「両建て」の優位性について考えます。
先に結論を述べると、バイナリーでの両建てはペイアウト率(オッズ)が2倍以上という条件をクリアなければ、絶対に勝てません。ペイアウト率(オッズ)が2倍を切っている状態で両建てをしても100%利益は出ません。賭ければ賭けるほど資金が減っていきます。
このことは小学校で習う算数レベルで簡単に理解できます。
※ここでは説明をわかりやすくするため、円高・円安ではなくHigh・Lowとして解説します。
例)highに500円、lowに500円を賭けた場合(ペイアウト率=2.0)
- high確定…利益1000円ー掛け金1000円(500円+500円)=0円
- low確定…利益1000円ー掛け金1000円(500円+500円)=0円
ペイアウト率が2倍では利益は常にプラスマイナスゼロです。両建てする意味がありません。では、ペイアウト率が2倍を切っていたら?
例)highに600円、lowに700円を賭けた場合(ペイアウト率=1.66、1.42)
- high確定…利益1000円ー掛け金失1300円(600円+700円)=▲300円
- low確定…利益1000円ー掛け金1300円(600円+700円)=▲300円
どちらがヒットしても、トータルでマイナスなので、賭ければ賭けるほど資金が減ります。では、ペイアウト率が2倍を超えていたら?
例)highに400円、lowに300円を賭けた場合(ペイアウト率=2.5、3.33)
- high確定…利益1000円ー掛け金700円(400円+300円)=300円
- low確定…利益1000円ー掛け金700円(400円+300円)=300円
high、lowどちらが確定してもプラスになりますね。
ごらんの通り、ペイアウト率が2倍を超えていないと「両建て」で利益を出すことは不可能です。バイナリーオプション(ラダー)両建て手法で利益を出すには、ペイアウト率が2倍を超えている条件下で取引することが大前提となるわけです。
途中売却の場合は?
途中売却も同じ考え方です。GMOクリックの外為バイナリーは「途中売却」が可能です。途中売却とは満期前にポジションを売却することです。
その場合は、途中売却した際の「売却価格」でペイアウト率を計算すればペイアウト率を算出できます。このペイアウト率が2倍を超えていなければ両建てロジックの優位性は確保できません。
例)400円で購入したチケットを800円超で売らなければペイアウト率は2倍を超えない。700円で途中売却してしまうとペイアウト率は1.75倍となり、両建て戦略が崩れてしまう。
途中売却をするとスプレッド(手数料)が加味されるため、スプレッドを超える利益を出すためにはFX同様に緻密なチャート解析スキルが求められます。つまりペイアウト率2倍超を保持することの困難さが増すということを意味します。
購入価格(プレミアム額)はブローカーが自由に決めている
さて、2倍を超えるペイアウト率が存在する場面でなければバイナリーの両建ては無意味である(利益が出ない)ことを述べました。
GMOの「外為オプション」のように「ペイアウト額1000円固定ルール」ならば、ペイアウト率が2倍を超えるためには、購入価格(プレミアム額)が500円未満であることが絶対条件です。
- ペイアウト率=ペイアウト額(払戻額)÷プレミアム額(購入価格)
では購入価格(プレミアム額)は、どのようにして決まるのでしょうか?ここに、大きなカギがあります。
実はプレミアム額は、業者(ブローカー)が自由に決めています。もちろんある程度の計算根拠(理論価格モデル)は存在します。一般的にはブラック・ショールズモデルと呼ばれるオプション価格の評価法をベースに算出した「理論価格」に「リスクプレミアム」を加えて購入額(プレミアム額)を、その都度システマチックに決定しています。
この「リスクプレミアム」という部分がキモです。リスクプレミアムとは、ざっくりと言ってしまえば、ブローカー側が(トータルで)絶対に損をしないための調整額のことです。
「理論価格」に「リスクプレミアム」を加味して、各レート毎の「購入価格」や目標レートの「幅」を決めているのです。
この購入価格は、現在価格から乖離していればしているほど安くなります。逆に現在価格に近いほど高くなります。
- 現在価格から乖離=当たりにくい=購入可価格は下落
- 現在価格に近い=当たりやすい=購入価格は上昇
つまり…ペイアウト率が2倍を超えるということは、狙うべき目標レートが現在価格から大きく乖離していることを意味します。ヒットしにくいということですね。
まさに、競馬のオッズと同じ仕組みです。バイナリーオプションがギャンブルといわれる所以(ゆえん)がここにあります。
結局、バイナリーオプションの両建て手法で優位性を確保する(利益を出す)ためには、ペイアウト率が2倍を超える格安チケットを狙って購入する必要があるのです。とはいえ、購入価格(プレミアム額)の低いチケットはそもそも当たる確率も低いため、長期的な戦略として優位性を確保できているとはいえません。
バイナリーオプションのオッズ決定は極めて不公平
もう一度整理します。
- バイナリーで両建て手法で利益を出すには、ペイアウト率2倍を超えることが絶対条件
- ペイアウト「額」が固定の場合、ペイアウト「率」は購入価格によって決定する
- 購入価格は、当たりにくいほど安くなる(=オッズが上がる)
- つまり、ペイアウト率2倍を超えるレートはそもそも当たりにくい
- ペイアウト率(=購入価格)はブローカーが自由に決めることが許されている
注目は5番目です。「ペイアウト率(=購入価格)はブローカーが自由に決めることが許されている」という点です。
これほど不公平なギャンブルが存在することに驚きを禁じえません。
例えば競馬。競馬のオッズは運営側が自由に決められません。オッズは(簡単に説明すると)払戻し金の合計額を各馬の馬券購入総額で割って算出します。
払戻し総額が1億円で、1位予想の馬券購入総額が5000万円の場合、オッズは2倍になります。一方、5位予想の馬券購入総額が1000万円ならば、オッズは10倍です。シンプルかつフェアですね。
一方、バイナリーオプションのペイアウト率(オッズ)は、全くフェアではありません。「ペイアウト率(オッズ)はブローカーが自由に決めることが許されている」のです。「理論価格」に加え、「リスクプレミアム」というブローカー側に極めて有利な要素を加味して、各レート毎の購入価格を自分たちに都合よく決めているのが実情です。
バイナリーオプションが極めて不公平なギャンブルだということがよくわかりますね。
もう一点、FXブローカーは為替レートも自由に操作できるという事実(しかも法的に問題なし)を知っておいて損はありません。特定の取引において賭けに偏りが存在しブローカー側に不利の状況があるならば、こっそりレートを操作してヒットを回避する(あるいは、時間外にずらす)などのイカサマをすることが可能です。このイカサマは法的にまったく問題ありません。驚きですね。
バイナリーの「両建て」は確率統計的に賭けをすればするほど資産が減っていく可能性が高いゲーム
ここまで解説して、バイナリーオプションで両建て手法で利益を出すことが、いかに困難なことであるか、理解できたはずです。
2倍を超えるペイアウト率(つまり現在価格からかなり乖離したレート)が存在する取引のみを選択する必要があるということ。購入価格(プレミアム額)が低いチケットは、そもそも当たる確率が極めて低いということ(当たりがでにくいからこそチケットの購入価格は安くなる)。
両建てで利益を出すためには、最低限ペイアウト率が2倍を超えるチケット(当たる確率が低いチケット)を購入し、なおかつ高い勝率(どちらかに確実にヒットすること)が求められるわけです。
チケットの当たる確率はもともと極めて低いため、時間内にどちらのラインにもヒットしない…というケースは頻繁に発生します。ノイズのような為替レートに加え、「時間」という制約が当たりの確率をさらに下げます。
1000円のペイアウト額を手にするには、決められた到達時間に目標レートを超えていることが求められます。格安チケットが制限時間内にどちらにもヒットしない…そうなれば、途中売却を余儀なくされます。途中売却では、ペイアウト額は1000円から下落し、さらにスプレッドを差し引いた払戻額となるため、利益幅は大幅に小さくなります。タイミング次第ではマイナスも十分にあり得る取引となります。労多くして益少なし(リスクリワードバランスが極めて悪い)ということになりかねません。
もちろん1回1回の取引だけを考えれば不可能ではありません。思惑通り目標ラインにヒットして勝つこともあるでしょう。また途中売却で運良く売り抜けることもできるかもしれません。
とはいえ、リスクは決して小さくありません。そもそもペイアウト率が2倍を超える格安チケットは、「当たりにくい」から「格安」なのです。
リスクとリワードのバランスは、我々の頭脳を遥かに上回る海外の天才集団(ノーベル賞級の金融工学者)が、緻密に計算をして算出しています、決してブローカー側が損をしないように。そんな天才集団が編み出した「ブローカー側に極めて有利なゲーム」に、裏技で容易に勝てる(勝ち越せる)という思い込みは、辛辣ですが凡人の思い上がりだと言えます。「両建てすれば負けない!」などと鼻の穴を膨らませて天狗になるのは、まさにブローカー側の思う壺です。
両建ては、継続的に利益を出し続けることが極めて困難な手法です。なぜなら確率統計的に賭けをすればするほど資産が減っていくように、胴元(ブローカー)がプレミアム額(つまりペイアウト率)を細かく調整しているからです。
最初から(長期的に)勝てる見込みのない不公平なゲーム(ギャンブル)なのです。
極めてブローカー側に有利なギャンブル
仮に、一部のユーザーがバイナリーの両建て(裏技)で利益を出せるようになったとします。そうなればブローカー側は、ペイアウト率を下げれば良いだけの話です。つまり購入額(プレミアム額)を上げれば良いのです。
購入額(プレミアム額)の決定権は100%ブローカー側にあります。いくらに設定しようが法的に何らの問題もありません。ルールはいつでも自由にブローカー側が変更できるのです。
極めてブローカー側に有利なギャンブル、それがバイナリーオプションの本質です。
バイナリーオプションは「知的なゲーム」として楽しもう
さて、ここまで長々とバイナリーオプションの両建て手法の優位性について私なりの見解を述べました。 とはいえ、ここに挙げた見解は私見にすぎません。
バイナリーオプションを知的なゲーム(ギャンブル)と捉え、趣味として取り組むならば、これほど面白いゲームはないかもしれません。
参加者にとって極めて不利なギャンブルでいかにブローカーを打ち負かすか?様々な裏ワザを駆使し、身銭を賭けてチャレンジできます。
『凄技!バイナリー』をゲーム(ギャンブル)の攻略マニュアル(ツール)として考えれば、とても有益なものなのかもしれませんね。
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私自身が「ザ・シークレット」会員であり、SQシリーズの開発者の一人であるため、このサイトでの提供が可能となっています。
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